効率化を求める世の中だけど…内向的な人が幸せになるには
空飛ぶ引きこもり物語ライターの千聖(ちさと)です。
今日は、幸せについて考えたことを・・・
幸せを感じる瞬間は、何かを丁寧にやった時のように感じます。
たとえば、香ばしいクッキーとともに、美味しい紅茶を飲むという幸せを感じたいとき。
ポットに90度に保温されたお湯がある。
急須に紅茶の葉を入れてそのお湯を注ぐ、これだけでも紅茶は飲めます。
だけど、それでは美味しい紅茶にならない。
紅茶は沸かしたてのお湯で茶葉がよく開くようで、だからこそ、沸騰したてのお湯をその時に作った方がよかった。
それから、一度急須にお湯を入れて急須を温めてから、茶葉を入れてお湯を注ぐ、というような工程も大事なようで…
そしてすぐに飲まない。
茶葉によるけれど、数分間は蒸らす。
じっと待つ。
そして、ようやく、飲めるようになる。
効率だけを考えたら、この工程は完全に時間の無駄のようになります。
けれど、この工程を丁寧にやるかどうかで、同じ茶葉なのに、美味しさは、感動するくらい全然違う味に。
だから、時間がかかっても、丁寧にいれることをしたくなる。
待つ時間の中にも、美味しさがあるなって。
待つことの中にも、幸せがある
ハンググライダーで、空を飛ぶとき、風が悪ければ、山の上でのんびーり風を待っていました。
風が変わるかどうかは山の気分次第。
人間が慌てても嘆いても急かしてもどうにもならない。
だからみんな、山の上でのんびーり待つしかありません。
しかも電波も届かないことも多かったから、みんなおのおの、本を読んだり、語り合ったり、寝転がって昼寝をしたりしていました。
その風待ちの時間が、私はいちばん好きでした。
何をするでもなくただ待つだけの時間。
とてもとても、贅沢な時間の使い方。
そういうときに、ああ、幸せだなぁと、そう思います。
幸せは、のんびりしているときに感じやすくなる気がします。
だから効率化の世の中だけど、効率も大事だけれど、効率だけを追い求めると、幸せを感じることが難しくなるのだとも思います。
まわりみちで、いままで知らなかった素敵な雑貨屋さんを見つけるような。
そんなふうに、山あり谷ありも丁寧に味わって幸せを感じられる人でありたいなと思います。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
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