ご来客(集客)になるHPの作り方の秘密は物語に。コンテンツは日記で届ける!

空飛ぶ引きこもり物語ライターの千聖(ちさと)です。

お客さんに予約いっぱいだったり、知る人ぞ知るな感じでお客さんが途切れないような、そんなお店になれるのが、自営業としては嬉しいし安心ですよね。

 

そこで今回は、2つのカフェの違いから見る、人気になるお店の作り方についてお伝えしたいと思います。

 

その違いは、ストーリーと日記にありました。

 

味も美味しいし接客も素敵なのに…

お店を経営となると、一番大事なのは、そのお店の質、カフェだと、味とか接客のところが大事な感覚ですよね。

 

実際に私がよく行っているお店も、味はすごく美味しくて、口コミのコメントもみなさん良くて、美味しい、という感じで書いてありました。

 

こだわりの食材を使っていたり、店員さんもとても素敵な人たちで、私も行きつけでした。

ところが、だんだんお客さんが減っていってしまい、とうとう、お店の経営が立ち行かなくなってしまう…

 

というところになってしまいました。

 

そのお店はすごく頑張っていらっしゃってて、チラシもまいているし、ホームページもある、LINEのスタンプカードもあるし、SNSも活用している…

 

しかも口コミもいい、

 

それなのになんで…と一見何の問題もないような感じでした。

 

もうひとつ、同じ、こだわりのカフェ

その後、もうひとつ、とあるこだわりのカフェに出会います。

お店の作りや世界観は違うものの、ホームページやSNS、LINEのスタンプカードから口コミまで、条件としては同じでした。

 

むしろ、こちらのカフェの方が主要駅から遠いので、条件は先ほどのカフェより悪いです。

 

だけれども、朝から夕方まで、大雪の日でさえもほとんど人が途切れないカフェでした。

 

 

ただひとつ、決定的に違うことがあって、これこそが、運命の分かれ目になったのですが…

 

それが、なぜ、その食材にこだわりこのカフェをはじめたのか、という、その背景を語っているかどうかだったのです。

 

 

なぜ、このお店を作りましたか?

お店をはじめるというのは、一大決心だと思います。

費用もとても気軽にはじめられる金額ではない、だけれどもそれでも、やろうと思ったその背景が

必ずあると思います。

 

 

後者の知る人ぞ知るカフェは、なぜこの食材を使いこのお店を作ることにしたのか、というのが、ホームページだったり、メニューを通してしっかりと伝わってきました。

 

 

子供が生まれたときに、添加物だらけのパンに違和感があったので、自分で作ってみることが、パン作りのはじまりだった。

 

それを、京都の町家でやっていく、その町家も改装するときに、自ら壁を塗ったということも書いていらっしゃったり。

 

 

京都の町家に興味がある私としては、町家もこだわりがあるし、パンにも想いがあふれていてそしてそのこだわりで、作った、朝ごパン。

しかも口コミもそんな丁寧に作られた朝ごはんが本当に美味しかった、近くなら毎日通いたいと書いてあり…

 

興味を惹かれて、行ったら本当にその丁寧さと町家でのゆったりした空気が流れていて、忙しくなりがちな朝が、すごく贅沢な時間に変わったのを感じました。

 

そしてさらに、あることが伝わる

そんなストーリー、背景が伝わったうえで、さらにもうひとつよかったのが、その店主さんが普段考えていることが、Instagramで発信されていたことでした。

 

前者のカフェもSNSを使って発信してくださっていたのですが、今日の日替わりのメニューだったり、新作についてが書いてあるのみでした。

 

ほとんどの大企業のSNSもそうなのですが、こういうメニュー情報だったり、新作情報、あるいは今日は特売日!

というような「情報」しか発信していません。

 

大企業であればそのネームバリューやブランドのイメージがすでにあったり、

どこよりも品揃えがよい、速く安くなどの、価格軸や便利軸での発信ができ、実際にどこよりも、というのを実現できます。

 

ですが、個人店となると、量や速さや安さは大企業に太刀打ちできません。

個人店の本屋さんがAmazonと張り合ってしまっては潰れてしまいます。

 

ですので、大企業が発信しているから、とそうしなければいけないと同じように発信するだけだと、

個人店はうまくいかなかったのです。

 

じゃあ個人店はどう発信するとよい?

お客さんに、塗装店の社長さんがいらっしゃいます。

その塗装店は明日の仕事もない状態から、予約7ヶ月待ちを実現しました。

 

それができたのが、

 

その人ご自身の日常

 

を発信したことだったのですね。

こうなったら壁の塗り替えが必要ですよという塗装のノウハウ的なところの「情報」だけではなくて、

こういうところに子供と遊びに行きました、というような、塗装とは全く関係のないような日常です。

 

知る人ぞ知るカフェも、お店の発信の中にさりげなく、子供が手伝いにきてくれました、というようなことを伝えたりしていて

 

私は人見知りなので、店主さんに話しかけるなんてめったにしないのですが、ついつい、お子さんのお話を話題に出してしまいました。

 

それくらい、距離が近い感覚になれるのです。

 

 

これが、個人店にとっては大きな違いになります。

たとえばすごく仲の良い友達がやっているカフェとかは、ほかにどんなに良いカフェがあっても、無条件でそこを選びますよね。

 

私も友人がマッサージのお店をやっているので、マッサージが必要になったらその人のところに行きます。

塗装店のお客さんがいらっしゃるので、家の塗装が必要になったらその人に頼みます。

 

その人の人となりがわかる、ということ、その人との関係の深さこそが、そのお店が選ばれる理由になります。

 

マーケティング用語では信頼残高と呼ばれますが残高というのはなんか、ビジネスライク的だよね、という話になって、

最近私の先生である竹川さんが、信頼深度という言葉を使ったのですが

 

信頼深度、それがどれだけ深いかどうかで、あなたのお店だから行きたい。

 

そうなるかどうかの分かれ道になります。

 

 

個人店は、量や速さや安さを売りにしていくことは難しい。

でもだからこそ、大企業にはできない丁寧さやオートクチュールで寄り添ったことができる魅力があって

 

そしてそういうお店に求められるのは、その店主さんの人となりと想いで作られたストーリーや人柄などのそのお店の背景が伝わること…

 

それが本当に大事で、予約7ヶ月待ちの秘訣でした。

 

ですので、あっ、自分のお店、情報しか語ってなかったな、というときは参考になりましたら、嬉しいです。

 

お読みいただきまして、ありがとうございました。

 

関連:

ストーリーの語り方、書き方は、どうすればいい?

 

 








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