不便なことが自由に感じたりしています【徒然日記】

千聖です、いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

最近、不便なことに、
自由さを感じることが多くありました。

たとえば、
京都の古民家である、
京町家。

その作りは、
京都の暮らしに合わせたものだけれども
現代からすると少し、
住みづらいこともあります。

例えば、隣同士が
壁ぴったりにくっついているので
隣の物音が聞こえたり、

古い建物なので
隙間も多く、
虫もけっこう出ます・・・!

突然出くわして、
一瞬固まるを繰り返しています。

外に面した窓は、
レトロな感じだけれども、
外気がすごく入ってくるので、
外の温度と変わらないのでは?

というくらい部屋が寒いです。

だけど、雨の音が、近いです。

外に出て、傘をさしているかのような近さで
その音が聞こえてきたり、

雪が降り積もり、
溶けていく音が、
聞こえたり。

まるで、自然の中に
そのまま生きているかのような感覚になります。

その他にも、
例えば和服って動きづらいですよね。

私は自分で着付けられないのですが
たまに着てみる機会があったりすると、
それはそれは動きづらいし
洋服に比べると不便です。

でも、和服は、動きづらいからこそ
着ていれば、動作が自然とゆっくりになる、
ということにも気づきました。

ともすれば、現代は、
何もかもが速くできてしまう時代で

私もつい、
やってしまいがちなのですが、
歩くのも急いで歩いたり、
この時間内に!とあれもこれも
やりたいことを詰めこみすぎてしまったりします。

それでよく、やりすぎて
寝込んだりするのが悪い癖なのですが

でも、不便さには、それらの
ついやり過ぎてしまう何かを、
少し、歩みを止めさせてくれるような

ちょっと立ち止まって
ほんの少しのその一瞬に目を向けさせてくれて
その豊かさや美しさに気づかせてくれる・・・

そういう自由さが、
あるなあ、と想ったのでした。

そしてまたそのほんの少し、
歩みを止めたその瞬間の、間の中から、

あ、私ってそういえば・・・

こんなこと、やってみたかったんだった。

そんなふとしたことが、
出てくるきっかけになったことも多々ありました。

めまぐるしい毎日の中、
歩みをちょっとだけ止めてみて
温かい飲み物でほっと一息つきながら

自分のことをゆっくり見つめてみる。

 

そんな時間をとってみられることを、おすすめいたします。

 

お読みいただきまして、ありがとうございました。

 








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