他人と比べてしまうのをやめたい。自然体で仕事をする人になるには ~東京引きこもり⑤

2023-06-17_16-11-40_621

東京3日目は、夢の降るみちでの、山の上交流会です。

山の上交流会の名前そのままに、集合場所は山頂です。といっても、ケーブルカーがある山なので、登山をするわけではないのですが、

「山の山頂で集合するって、なかなかないですよね」

とご参加いただいた方からおっしゃっていただき、

 

ご両親と観光がてら、車で来てくださった方もいらっしゃったり。

 

さらに

「竹川さんなら歩いて山に登ると思ったので・・・」

と、登山してきてくださった猛者さんもいらっしゃったりで、

 

その一方、竹川さんは、「まだ徒歩では登ったことないんですよ」

 

というような感じの自由っぷり。

それぞれの方が、それぞれの感覚で登ったり、集合したり、

前日からの合宿の参加メンバーさんはそれぞれの時間で帰ったり・・・など、

 

それぞれ自由なスタイルでご参加くださったことが、とてもとても嬉しい気持ちでいっぱいでした。

 

 

そんな中で、山の山頂、東京を一望できる、ひらけた場所の、木のテーブルと木陰のところで、自然と持ち寄ったお菓子をひろげて、のんびり食べながら・・・ひとりの方はリラックスしてくださってお昼寝もしてくださったのも嬉しかったり。

そんなゆっくりな空気の中・・・

 

お話に出た今回の交流会のテーマは、

 

「自然体で仕事をするには」

 

ということでした。

 

人と比較して苦しい・・・

その時のお悩みとしては、同僚の人がすごく仕事が出来る人で、一方で自分は全然仕事が出来ない・・・いつもいつも比べて、落ち込んで、それがとても苦しく、生きづらい。

いつも自己嫌悪と自己否定にまみれてしまって、そういう感覚から抜け出したくて、自己啓発だったり瞑想とかを試してみたけれども、なかなかうまくいかない・・・

 

というお話をされていました。

 

 

とても深い悩みですよね。一朝一夕では答えは出なさそうなテーマだったはず・・・

なのですが、その日、実は、その答えにたどり着いたお客さんがいらっしゃったのです!!!

 

本当に毎回、交流会を開催するたびに感じるのですが、その出会い、そのメンバーさん、一期一会のその時間に、不思議と、それが必然だったかのような、そういうふうに集まることが、決められていたかのような。

そういう奇跡があって、今回もまさにそうだったと、鳥肌が立ったのですが・・・

 

私としてもめちゃくちゃ勉強になる・・!!と想いながらこのテーマのお話を伺っておりました。

 

お話の中で感じたのは、自然体で生きるには

その方は、本業ではとてもお仕事で努力されてきていて、だから常に結果を出し続けて、結果が全てでした。だから人と比較したりもするけれども、人よりも仕事が出来る立ち位置をずっとキープ出来ていて。

ただ、結果や正論だけを重視していたら、人とのかかわりがギスギスしてしまうこともよくあって、それだとやっぱり生きづらいということで、この方も、自己啓発だったりコーチングだったりも、すごく色々と投資されてきたご経験がありました。

 

でも、あるとき、本業とは別に趣味的な感じでアルバイトをすることにしました。

すると、アルバイトの方のお仕事は、初めてだから、今まで本業のようにこなしていた仕事の質もスピードもうまくいかなくって、人と比較して仕事が遅い。

 

今まで持っていた、仕事が速いアイデンティティがなくなる。

長年やっていらっしゃる方々に比べたら、3分の1くらいのスピードで・・・

それで人と比べはじめて、落ち込んだりされていたり、また、遅いよ!というようなことを言ってこられるお局さんのような方にも引っ張られたりという日々の中。

 

ふと、ある時、あることに気づきます。

焦って速くやろうとしても汚くなってしまう、それだと余計に仕事に支障が出る。

 

それだったら、もう遅くていい、そうじゃなくて

 

「気持ちよく仕事をする」

 

というのが一番大切だな、と感じられたのだそうです。

 

本業じゃなかったので、アルバイトだし、ということで考えついた考え方だったのかもしれない、という旨をおっしゃっていましたが、この考え方をはじめてから、すごく気持ちが楽になって、楽しくなったのだと。

そこから人と比べて落ち込んだりということがなくなって、人間関係もすごく良い感じになったり、お局さんとも普通に話せるようになったりとかになられたと。

 

なるほどなああああ、と。

つまりは、その方は、他の人の中に答えを見いだすのをやめ、人と比べられない、自分自身の中にある感覚に、答えを見い出したのだと、私は想ったのです。

 

自分の中にある、基準

人の中に基準を見い出すと、常に人の中にあるものを見がちです。あの人がこうだから、自分もこうでなければいけない、この人がこうだから、自分もこうでなければならない。

でも、例えば、営業力がすごい人を見て、自分もそうならなければならない、となったら、営業力をバリバリにしないといけなくなるし、経理のすごい人を見て、自分もそうならなければいけない、と思ったら、経理のスキルをバリバリにしないといけない・・・

 

となると、永遠に終わりがないというか、全ての人と比べて、自分はダメだ‥‥と落ち込むことになりますよね。

人それぞれ、得意な事、磨いていきたいこと、というのは異なるから、人の中に答えを見い出した場合は、ずっと劣等感にさいなまれてしまうのです。

 

でも、先ほどの方のように、気持ちよく仕事をする。

という考え方は、自分次第、自分の中にある基準ですよね。誰かと比較してうまれるものではなく、自分自身のなかにあるものに焦点をあてて、そして気持ちよく仕事をしているかどうか、それを判断できるのは自分しかいない。

自分の中に答えを見い出したのです。

 

その結果、気持ちよく仕事をしていたら、周りの人も働いていて楽しくなるから、という感覚でおっしゃっていて。

確かになあ、家族でも、イライラカリカリ切羽詰まっていたりしたら、近寄りがたいしこちらも落ち込んだりするよなあと。

(私の受験シーズンは、弟妹を疲弊させてしまいました滝汗)

 

だからこそ、気持ちよく仕事をする・・・

 

そして、それは誰よりも、楽しむこと、その時間を味わうことのようにも感じて。

それで、ふと思い出したのが、その前の日に宿泊していた、宿坊の女将さんのこと。

 

女将さんは、竹川さんが常連さんだったのもあって、気軽にしゃべってくださったのですが、そのしゃべり方が、自由奔放というか、クイズを出しながらクイズの答えを言わないで終わっちゃうとか笑

バブルが崩壊した時は、誰もお客さん来なくて大変だったの、というようなお話も気負ったりすることなく、天気の話をするくらいの感覚で・・・

 

そののびのびとした接客の姿に、すごく癒しを感じたのですね。

ああ、女将さん、このお仕事本当に好きなんだなあ、というのを感じて。そういう感覚で仕事をする姿勢に対してすごく、ああいい時間だったな、また来よう、という感覚を持ったりとか。

 

だから、自分自身が楽しむこととか、自分の中にしかない、自分の感情とか感覚とか・・・

そういう自分にしか分からない、自分の中にしかない答えを見ることは、結果周りのひとのためにもなるし、誰かに貢献できたりもする。

そして自分自身のためにも・・肩ひじはらないような、自然体な仕事の姿勢に繋がるなあ、と感じたのです。

 

 

いろいろな考え方に触れる、ということの大切さ

何か生きづらかったりとか、~すべき、というのに縛られているとき、視点がすごく狭まりがちです。

そんな時、気持ちよく仕事をする考え方を話してくださった方は、「いろいろな考え方に触れるのは視点が広がる気がする」とおっしゃっていて、私自身もそうだったな、竹川さんにいつも新しい視点をもらったり、先輩からのメッセージや同期さんからのメッセージで、気付き、腑に落ち、乗り越えられたことがいっぱいあったな、と。

 

そして、だからこそ、それは夢の降るみちの場だったり、交流会で、私自身が目指したいものでもありました。

竹川さん自身が語るのもあるけれど、その場にいる人との繋がりだったり、感覚だったりで、気付くこともあります。

 

前に、お子さんが不登校で悩まれていた方がいらっしゃって

その方は、竹川さんの「不登校でもいいじゃん」というひとことで、はっとして、そうか、不登校でもいいのか・・!

 

自分自身は不登校でもいい、学校に無理に行かなくてもいいじゃないか、という価値観を持っていたけれども、一般的な価値観では、学校に行かせるべき、という考え方が多く、学校の先生もどうしたら行けるかという感じで毎日来てくださったり、旦那さんもやっぱり学校行かせろ、という・・・・

 

でもそれで苦しむお子さんのことも見てきている。その感覚の板挟みで苦しんでいらっしゃいました。

 

だけれども、不登校でもいいじゃん、という竹川さんの、普通とは真逆の視点に出会ったこと、

 

さらに、その場に、今は社長となった、心理士でオラクルカードを使うコンサル生さんがいらっしゃって、その方も、心理士として、オラクルカードでアドバイスをして、不登校でもいいじゃん、という価値観をさらに後押ししてくれるようなメッセージを伝えてくれました。

 

その出来事によって、一般的にはどうであろうとも、学校に行くことだけが全てじゃない、不登校でもいいじゃん、というのを感じることができた、というのです。

そのひとことによって、覚悟が決まって、借金200万があって、旦那さんも無関心の家庭、お子さんも2人とも不登校になったりの状況から

借金を完済し、旦那さんとも離婚し、お子さんも、学校にいくようになったり、アルバイトをするようになるまでになられて。

 

そんなふうに変われたきっかけは、そのひとときでした。

 

それは、視野が広がったこと・・・

 

視野が広がると、今まで持っていなかった選択肢が生まれて、そしてその今まで持っていなかった選択肢の中にこそ、本当に自分がやりたかったこと、というのがあることが本当に多いなと。

だからこそ、その本当にやりたかったこと、というのに夢中になって、あっという間に借金を返済してしまうくらいの力になったりする。

 

 

なので、いろいろな考え方に触れて、視野を広げる。

そうすると、思い込みだったり、~~すべきだったりから、~~という考え方もあるよね、と、そんな感覚になっていったりして、人生が開けていくから・・・。

 

いつもと違う場所で、いつも出会えない人たちと出会って、話してみることの大切さ。

 

山の、のんびりした空気の中、徐々に傾いていく日で時間を惜しみながら・・・

人との出会いは本当に、ひとつひとつの機会が奇跡のような時間で、ときに、人生を変えるほどの力があるなと、感じながら、山を下山しました。

 

来て下さり、話してくださり、場を作ってくださったみなさま。

素敵な時間を、本当に本当に、ありがとうございました。

 

 








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