マイケルマスターソン「大富豪の仕事術」から学ぶとっておきの夢叶える考え方
空飛ぶ引きこもりライター千聖(ちさと)です!
今日は、私の先生、山籠もり竹川さんからおすすめしてもらった、ダイレクト出版の本「大富豪の仕事術」著:マイケルマスターソンの本の中で、私が一番これってすごく大事だなあ、と感じたポイントをお伝えします。
マイケルマスターソンは、「臆病者のための科学的起業法」という本も書いていて、引きこもり気質な人のためにすごくいいなあと想っていて、好きな著者です。
落ち込んだ時は感情を切り離す(P145)
という項目がありまして、この部分にまつわるお話です。
この本は気が向いたときに、何度もめくっている本なのですが、何度も読み返しても、なかなかこの項目が腑に落ちてきませんでした。
この項目では、絶望に陥ったとき、仕事がうまくいかないとき、金銭的に苦境に陥ったときなど、「感情を切り離す」ということが推奨されています。だけど、感情を切り離すといっても・・・それはできない・・・と思っていて。
そしてまた、私が教わった竹川さんの未来型の考え方でいえば、感情は大事なもので、ネガティブなものも宝になるという考え方、この考え方が私は好きでした。
感情は大事なもの。
だから切り離すというのはなんか切り捨てるみたいであまりうまく取り入れられなくて。
だいたいの項目は、なるほどなあ、と想っていたのですが、この項目だけはなんかもやっとしていました。
それが最近ふと、夢の降るみちの交流会を通して、つまりこういうことなんじゃないかな?
というのを感じるようになってきました。
この項目の中でマスターソンは、一緒にゴルフに行った三男が、ゴルフ初心者で、うまくパットをしようとしてもできなくて、そのことに腹を立ててますますうまくいかなくなり、もうプレイしたくない、と言い出す話が書かれています。
そして、
「多くの人が絶望に陥ってしまうときに共通して犯す過ちがある。三男がゴルフをしているときに犯したのもそれだ。この問題の解決法は、理解して実践するのがちょっと難しい点を、あらかじめ警告しておこう。私の説明に必ずついてきてもらいたい。一度『わかって』しまえば、たとえどんなに困難な状況におかれたとしても、肯定的なものの見方を保つのに苦労しなくなるだろう。」(P147)
に対して
「私からは『感情の切り離し』スキルを身につけることをお勧めしたい。
もっと具体的に言うならば、到達できるかどうかを気にせずにゴールを決めて、それを追求する能力を身につけろということなのである」(P147)
という解決策が綴られています。
これが、わかりそうで分からなかった感じでして・・・ゴールを決めるけれど、到達できるかどうか気にしない?
それってどういうこと?と。到達できるかどうかはそれは気になるじゃないですかー!と。
はじめたばかりのころの私だったら、ブログで月10万円という数字的な目標がありました。
そこに到達しなかったら、理想の生活は叶わないわけであって、だから月10万という目標を立てるなら、そこに到達するかしないかを考えないなんて・・・
そんなこととてもできない、と。
当時の私は、そんな感じで考えていました。
でも、実は答えが書いてあった
このあと、P149に、また三男のゴルフの話が事例として書いてあります。
「私がゴルフを始めたときも、三男とまったく同じようなありさまだった。つまり、ショットの結果ばかりに気をとられていたのだ。
(中略)
こんなことではイライラが募るばかりである。なにしろ初心者なのだから、自分のショットに満足がいったためしがなかった。
(中略)
ほどなくわかってきたのだが、コツは、自分の意図した結果(ボールの行き先)を感情的に切り離し、その代わりに、スウィングの体感に集中することだった。
最近、ゴルフをするときの私のゴールは、よいスウィングを心がけることになった。ボールがどこに飛んで行こうと気にしない。自分が意図したとおりに、正しくクラブを振れるかだけに注意を払う。
このようにゴールを決めてから、私のゴルフは見違えるようになった。(P149~150)
この部分が、めちゃくちゃ大事だったことに、最近気づいて驚愕したのでした・・・。
ああほんとうにこれだ!!
私が違和感を持っていたのは「感情の切り離し」という言葉で、この言葉にフォーカスすると、この内容がよくわからなくなっていたんだなあと。
ここでマスターソンさんが本当に伝えたかったことは、「結果に集中するのではなく、過程に集中せよ」ということなんじゃないかな、と私はすごく感じました。
そしてそれはまさに、夢の降るみちの山籠もり交流会で、「どうすれば人と比べずに仕事をすることができるか」というテーマが解決した時と同じ考え方でした。
この話では、自分の仕事が遅いことに対して落ち込んでいる話でしたが、まさに、落ち込むときは、仕事が速いか遅いかという、「結果」にフォーカスしていました。
だけれども、そこから自然体で楽しく自分らしく仕事をすることができるようになったのは、気分よく仕事をするようになった、ということ、つまり、「過程」にフォーカスすることにした、ということでした。
そして私自身も、自営業だと、収入は一定ではなく凸凹があるので、お金に引っ張られる時もあります。
そういうときに、これくらいのお金にしなきゃ!!!みたいな感じで結果にフォーカスしてやっていくと、その結果に一喜一憂してしまって、文章を書くときも「どうすれば売れるか」というような思考になってしまいます。
でも、どうすれば売れるか、と考えながら書いている人の文章はやっぱり嫌ですよね。そういう言葉にならない圧みたいなものは、やっぱり伝わります。
だから結果的に結果にフォーカスするとうまくいかない。
どうすればアクセスが来るかどうかということを考えながら書いている文章もやはり、お客さんの方を向いていないので、アクセスはされない・・・それでその結果に対して、焦ったり落ち込んだり、イライラしたりする、とマスターソンが書いているように、本当にそうだなあと想います。
でもそこから変わることができるのは
「過程」を見ることだったのですね。
目標を立てて、そこの目標に到達するかどうかは確かに気になる、気になるけれど、目標を立てて、それをどのような手段・過程で叶えていくかを決めますよね。
そうしたら、そのどのような過程で叶えていくか、というところだけを見るのです。
1~10まで、今月の目標としての課題があるのだとすれば、その課題をコツコツかたちにしていくことだけを、見るのですね。
そして、その課題のやり方も、どうすれば売れるかとか、どうすればアクセスが来るかと考えながらじゃなくて、「自分がは何を伝えていきたいだろうか」「どうすればこの気持ちやこの伝えたいことが伝わるだろうか」というふうに考える思考です。
ここがめちゃくちゃ大事です!!テストに出ます!!!
これをやっていくと、だんだん結果が気にならなくなってきます。
結果のことを忘れて、目の前のことに夢中になっていく感じ・・・瞑想では「今ここに集中する」という考え方がありますが、そういう感覚、そういう感覚になってくると、ゾーンに入ったりするくらいの集中力を発揮したりして、気が付いたらもうこんな時間だった・・・!
という感じで時間も飛び越えたりしますが、そうなってくると、「どうすれば売れるか」「どうすればアクセスが来るか」というような考え方じゃなくなっていきます。
ここで注意点が、そういうゾーン状態とか、集中できるようになってから、やろう、というふうに考えがちだったのですが、順番としては
雑念がいっぱいありながら、どうすれば伝えられるだろうかを考えながら書く
というのを、何回もやっていくうちに、そのうちに気付いたら、ゾーン状態とか、集中力とかの状態がくる、ということです。
これはたとえるなら、マリオのスーパースターをとったみたいなものだと感じていまして、マリオも、スタート地点で待っていても、スーパースターが飛んでくるということはないですよね。
しばらく敵を倒したりとか、ブロックをいっぱい壊したり、山あり谷あり乗り越えて、あるときふと、あるブロックをたたくと、スーパースターがぽんと出てくる。
そういう感じ、なので、待っていても来ないのです。
だから私自身も、ブログが全然進まなかった時、集中できるようになったら集中しよう、という感じで考えていたので、全然進まなかったのでした。
ここは陥りがちで、この部分を知っているかどうかはとても大きいなと感じます。
そして、このような感覚を身に付ければ、どんなときも上手に楽しく対処できるようになる、ともマスターソンは書いていますが、確かにそうだったとすごく感じます。
ほんとに夢中になっている間は、ただただ目の前の作業が楽しくなるのです。何か試練みたいなこととか、一見悪いように見えることまでも、どうやったらより良い案で乗り越えていけるだろうか・・なんて、ニヤニヤしながら考えられるくらいです。
その感覚はすごく、豊かな感覚で、はたからみたらすごく頑張っていたり、大変なのでは?と感じられるようなことを、自分としては頑張りだったり大変だとは全然想っていないのです。
ただ夢中になってニヤニヤしている・・・それは、結果を見て、ああどうしようと一喜一憂して焦ったりイライラしたりする世界とはまるで、物の見え方が真逆になる世界でした。
そうは言っても時折おそってくる感情たち
時折、こんなことやっていて意味があるんだろうか。
本当にこれをやって、この目的地までいけるんだろうか。
そういう気持ち・感情が出てくるときも、もちろんあります。
出てきてもいい、それも、そういう気持ちが出たら、ノートに書き殴ったり、夢の降るみちメンバーさんは、私に吐き出していただいたりも大歓迎です。
でも、吐き出したらまた、その10個の目標をコツコツかたちにすること、どうすれば結果が出るかじゃなくて、何を伝えたいか、その想いをどうやったら伝えられるか。
ということだけにフォーカスすることに戻ります。
これを繰り返していくと夢中になっていくのですが、ただ、その夢中になる前と、ひとつとびぬけた感覚になる直前が、しんどくなります。
もう意味ないからやめたほうがいいぞ、別のやり方を探した方がいいんじゃないの、もっと楽な道があるよ、とささやくキャラが出てきます。
でも竹川さんは「きついときほど続けるといいよ」と言いました。
竹川さんも音楽アーティストを育ててきた経験から、売れるアーティストと売れないアーティストをたくさん見てきて、その違いは、「きついときほど続けたかどうか」というところだったのだと。あともう一歩だったのに・・・!というところでお酒に逃げたり、悪い男に逃げたりして、全部台無しにしてしまうアーティストをたくさん見てきたと。
本当に人は驚くほどに、一番大事なときほど、自分でその積み重ねてきたものをぶち壊したくなる、というのも私自身も、お客さんの経験からも感じてきました。
なぜなら、何か一歩突き抜けたり、腑に落ちたり、スキルを身に付けたり、夢叶うその直前が、いちばんしんどかったからでした。
夜明け前が一番暗いと言われるように。
しかも、それまでコツコツ積み重ねてきたものがあるので、ここまでやってるのに、全然報われないじゃないか、みたいな気持ちも出てくるのですね。
なので、もうこんなにやってるのに全然ダメだし、しんどいし、もう逃げたほうが楽だ・・・もう絶対無理。
そういう心境になってきて、逃げたくなる・・・けれど、そういうタイミングは、はたからみると、山登りで言えば9合目、いや、9.9合目くらいだったりします。
ほんとうにあとちょっと、あと一歩だけ、踏み出せば・・・!!!
そういうときが一番つらい。
なので、「きついときほど続けるといいよ」という話なのですが、そういう感じのタイミングも来る、ということもお伝えしたいと想います。
そして、そんな感覚で、目の前の課題だったり、想いだったり、どうすれば伝えられるか、ということにフォーカスし続けていって半分諦めの境地で、無心だったり、もう叶わなくてもいいや。
でも、「それでも」やろう。
そんな感覚になったとき。
必ず、朝日が昇るのです。
ふと、目指していた場所に、そのままじゃなくても別の方向から、プレゼントが届くかのように。
かといって0のときから急に1か月後に武道館を満員にしてライブ、というような、あり得ないようなことはできないのですが(それを叶えるに見合う分だけ行動しないといけないため)
そのコツコツの分だけ、必ず。その叶う手段は、さまざまで、思った通りの手段のときもあれば、そうじゃないときもありますが、まいた種が、芽が出てこない種もあるけれども、どれかが伸びて花を咲かせて実をつけるように。
なので、私も経験から、結果がどうなるか気にしないでやれ、というようなマスターソンさんのお話は、たしかに、結果を気にしないでやれ、なんだな、その方がうまくいくということだから、結果を気にしないで、というようなことを、マスターソンさんは言えたんだと。
そんな感覚で、ようやく理解したのでした。
この、過程にフォーカスする、という考え方が、本当に、落ちる時ほど、めちゃくちゃ大事、ここに立ち戻ることができれば、原点・初心にかえれるから。
そうしたら、売りたい売りたい、とか、アクセスこいこい!という圧の文章から解放されて、本当に届けたい想いを、ことばを、経験を、伝えることができる。
そして誰かにふと、書いていただいて本当に嬉しかったと、救われましたと。
書き手冥利に尽きるような泣きそうなことばを、いただく日がくるのでした。
と言いつつ私も結果に引っ張られるときもあるので、また一緒に磨いていけましたらと想います。
大事な気づきのお話でした。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
自分にしかできない魔法を探しに
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