山籠もり合宿をしました。いつもと違う場所で過ごす時間が、力をくれる ~東京引きこもり③
東京引きこもり時間の2日目は、コンサルパートナーさんとの、山籠もり合宿を行いました。
合宿の目的は、いつもと違う、非日常の時間を持って、いつもはなかなかまとまった時間がとれず取り組むことができないことをやること・・・!
例えばコンテンツを作るということとか、セールスレターページを書き上げるということとか、そういう時間をいっぱいとろう!という目的のもと、開催されました。
でも、半分以上は、のんびりが大事!
だけどこういう合宿のメインのところは、だいたい、いつも、夜にならないと、はじまりません・・・笑
合宿のイメージとしては、こう、合宿所に缶詰になって、追い込み作家生活をする、みたいな感じかと思うのですが、未来型の合宿は基本のんびり。
このお店いいなあ、というところがあれば立ち止まったり、いつも味わえない場所での空気感を味わったりしながら、山の中をのんびり、歩きます。
そうする方が、アイディアが降ってきやすくなったり、あとで想い出して力をくれたりするような、長続きする力になってくれたりします。
今回一緒に行ってくださったりんごさんが、立ち止まったのが、山の上レモネード!
とっても素敵なネーミングだし、かわいい・・・!!
どうやら山歩きの疲れにはクエン酸がいいから、という理由で、レモネードのようです。
なるほどなあ~と。かわいいだけじゃなくて、ちゃんと山を歩く人に配慮してくれているのが素敵だなあと。
レモネードと、揚げたメロンパンという珍しいパンを片手に、山をさらに上っていきます。
↑メロンパンを入れる入れ物もとても素敵です。
デザインを作ってスタンプ?とかで押したりしたら作れそうなので、コストはそれほどかかってないと思われますが、こういうひと工夫というか、ひとデザインの力は大きいなと。
アイディア次第で、世界観は出せるなあというのを、感じていました。
あと、歩いているとこんなのも気になって思わず見にいってしまう・・・!
赤い傘と、かやぶき屋根にひかれて、電灯に吸い寄せられる虫のごとく近寄る千聖・・・
赤い和傘はどうしてこんなに心惹かれるのでしょうか・・・!
そしてメニューを見てみると
神主さんのお茶処って、とても素敵ですね・・・!
しかも、メニューが「お清め汁」とか神社とジンジャーをかけているのか「ジンジャ糖」というのもあったりして。
メニューの打ち出し方や名前の付け方だけでも、それもやっぱり世界観になったりして。
こういうのは独自のポジションにもなるなあ、と。
こういうのは、なんで自分は、このお店気になったんだろう??
どうやって世界観を作っているんだろう?というような視点で見ると、マーケティングの勉強にもなります。
特に自分が好きだなあ、こういうのいいなあ~
というのを、自分のブログとか自分のコンテンツとかお店とかに取り入れると、より良い場が出来るのです。
そのあと、ふと、ある出会いが・・・
その後は、けっこう早い時間でしたが宿坊の女将さんのご好意で早めに荷物を置かせていただいて、メロンパンを食べたり、とてつもなくきつい階段の神社にお参りしたりして想い想いにシャッターを切りながら・・・
行きついたのが、東京を一望できる、開けた場所でした。
そこにあった木のベンチに座り、みんなで、静かに、
ただただ、ただただ、その景色を、黙って眺めていました。
日々、雑念とか、たくさんのことで、頭がいっぱいになりがちな現代。
少し時間があれば、私もそうですが、スマホを触って何かを調べたり、漫画を読んだりしてしまう。何もしないという時間は、ほとんどないのかもしれません。
だからこそ、あえて空白の時間を。
あえて、自分の為だけの、ゆっくりとした流れる時間を・・・そういうところを大事にしながら、これからのことや自分自身のどうありたいかや、言葉にならない気持ちに向き合ったり話し合ったりしていました。
そうこうしていると、一緒に行ってくださったみやさんが、ふと、何かに気づきます・・!
「カモシカがいます!」
と。
え??と、顔をあげると、5メートルくらい先のしげみで、もぐもぐとはっぱを食べている、カモシカの姿が・・・!
カモシカは、実は全然知らなかったのですが、山を歩いている道中、山に生息している動物の紹介があって、その中にカモシカがいたのでした。それで、へえ~カモシカっていう生き物がいるんだ~と知り、どうやら、天然記念物に指定されているようで・・・
そのカモシカに、まさか会えるとは・・・・・!!
その後もカモシカは、時折、ぽつりぽつりと色々な事を話しあう私たちを眺めながらも、ずっとそこに居てくれて、徐々に日が傾いていく中でも、いなくなる様子も見せず・・・
そして最後は、帰りみちの付近に移動していたので、本当に近い距離で、見送ってもらえたかのような感覚で、カモシカとお別れしたのでした。
山の神様と出会えたような、そんな不思議な魔法にかけられたような、奇跡のような時間でした。
ときに、無駄に見えることや、効率を考えれば、意味がないとおもって切り捨てられてしまったり、自分自身でも、そんな時間を、後回しにしてしまったりもする。
でもそういうような細部にこそ、力をもらえたり、生きていくための糧だったり、何かを作り届けるための源泉が、ある。
夢の降るみちは、こういう時間を、もっともっと大事にお届けしていく場にしていこうと、こういう場こそ届けていこうと改めて力強く感じた時間でした。
自分にしかできない魔法を探しに
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