都会と人間に疲れたら、ふらりと行きたい、懐かしい場所…トトロの家にいました

空飛ぶ引きこもりライター千聖(ちさと)です。

関東に出かけていた1日目は茨城、探検家タガメのリョウさんの、夢降る隠れ処に遊びに行っていました。

 

その場所は、リョウさんのおじいちゃん・おばあちゃんが住んでいた場所でした。でも、おじいちゃんもおばあちゃんも亡くなられたあと、引き継ぎたい人もいなくて、どちらかというと負債のような感覚になっていた家でした。

 

そんなところに、数年前、リョウさんと竹川さんと私の3人で、訪ねに行ったことがありました。

 

そうしたら・・・・ですね。

 

 

いたのです。

 

 

 

トトロが。

 

 

 

トトロがいたんですよーーー!!

ドングリを背負いながら、久しぶりの人間にあたふたしている姿が見え隠れする、そんな場所で。

 

そしてその場所で、未来型交流会をしたり、合宿したり、おおきなトラクターが置いてある納屋みたいなところが、ガラス張りでお店のような感じができそう、雑貨屋みたいな感じ・・・とか、なんかここで、カフェをやってそう・・・とか

日々に疲れ、自分を見失ってしまった人が、自分を取り戻しに来ることができるような・・・・そんな場所が、想い浮かんでしまった。

 

竹川さんと私は大興奮でそのことをリョウさんに話すと、リョウさんは、???????という感じで、え?ここが??なんで??????というような感じでした。

 

その時は、その場所が魅力だという視点がなく、なぜここなのか??

というカオスや、その家を使うことをご両親が反対していることや、相続問題が、とか、リフォーム代には莫大なお金が、とか、近所の人たちとの付き合いが、などなど、いろんな言い訳が出てきて、それを使う、という話にはなりませんでした。

 

 

でも、数年経って、・・・

実現しちゃったのです。

 

未来型交流会が!!

 

その数年の間に、リョウさんは、その家が本当は大切で、おじいちゃんとの想い出、夏休みになると、親戚の子供たちがいっぱい集まって、にぎやかな家だったこと。そこで過ごした時間が宝物だったこと。

だけれども、もう、そのにぎやかさは戻ることはなく、そして、社会に出たら、どこにも居場所がなくて、もうあの楽しかった夏は戻らないのだと思って、辛かったこと・・・・。

 

そんな封印していた想い出を、話してくださいました。

 

でも、それは、もう戻らないものじゃない。

今度はここを、自分が受け継いでそんな光景を作っていけばいいじゃないですか、この場所の若旦那として。そんな竹川さんの言葉に、リョウさんはそれがずっと忘れていた自分の本当の夢だったことに気付いた、その瞬間を、

 

「まるで夢が降ってきたような・・・」

 

と表現し、おじいちゃんの家を、夢を忘れている人たちが、童心にかえって、夢を想い出せる場所になるように。そんな場所として、「夢降る隠れ処」と名付け、その場所の実現に向けて本気で動き出しました。

 

本気で動くと、不思議なことに、かたくなに反対されていたご両親も応援してくれて、親戚との関係も良くなっていったり、みんなが一丸となって、その夢を後押ししてくれるようになりました。

 

そうして、実現したのが、今回の日だったのです。

 

 

私は2回目だったので、

最初ほどのインパクトはないかもしれないなあ~

と思いながら行ったのですが・・・・

 

 

はじめにお伝えします。

 

 

一番はしゃいでいたのは、

 

 

私です!!!!!

 

 

もう、最初にブルーベリーの木を発見して、リョウさんから、それ食べていいですよ!

と言っていただいて、もいで食べたあたりから(序盤も序盤)ちょっと、なんていうか、私は、確実に子供になっていました。

 

あちこちになる、キウイの実や、柿の実や、秘密基地にできそうな場所、かくれんぼが出来そうな場所、あけた瞬間むわっと暑さがくるビニールハウスに、ギャー――!と言って逃げ出したり、夏の蝉の音と、どこまでも広がる、青空と、稲が実った田んぼと、送電塔。

 

樹齢800年の木がある神社には、ちょっと陰な雰囲気の小さな祠があって、そこはきっと、小トトロのおうちで、樹齢800年の立派な木のうえには、トトロが隠れていました。

 

そして、前回荒れてしまっていて入れなかった、おじいちゃんの家の中に入ったら、もうそこから、さつきとめいでした。

あれーーー?!とか言いながら、あちこち、家の中を探検しちゃったんですよ~~

 

ちょっとしか空かない扉とかもあって、そこから覗いてみると・・・・まっくろくろすけいるじゃないですか!!!

 

一緒に行った未来型メンバーさんが、タイルが好き、と、かわいいタイルの新たな魅力を発見したり、おじいちゃんとおばあちゃんのお仏壇もあったので、線香をあげさせていただくと、懐かしい香りが漂ってきて・・・

縁側から見える、小さなブランコのある庭。

 

きしむ床まで懐かしい・・・・

まさに、トトロの家に遊びに来たようなそんな気持ちで、来てくださった方も

 

「都会で疲れた人とか、ここに来たら癒されそう」「週1で来たいです」

 

とまでおっしゃってくださって、ニヤニヤしっぱなしです。

 

そして、おじいちゃんの家での、語りのなかで・・・・

リョウさんがお菓子とお茶を出してくださって、懐かしい世界に包まれるなか、来てくださったメンバーさんと、いろんなことを話していきました。

 

 

そうしたら、その方がふと、

 

 

「楽しむことを、忘れていました」

 

 

とおっしゃられました。

 

「最近はそういう気持ちを忘れていた。

楽しむというよりも、どんなのを作ったら売れるかなとか、楽しむためだけに作るということがなかった」

 

以前、竹川さんが普段籠っている山の上で行われた交流会で、私は、もう、がっちがちと言えるほど、緊張しまくっていていたことがあります。

 

その時は、そういう場所での交流会がはじめてだったのもあり、お客さんに何か持ち帰っていただかなきゃ、お役に立たなければ、はるばる、こんな山の中にまで来てくださったのだから・・・と、その思考でいっぱいいっぱいでした。

 

でも、その思考になっているときは、余計から回るような感じで、何もアイディアも降ってこなくなっていたり、なぜかその時は、竹川さんも沈黙していて・・・・

 

もう私は焦りまくりで、胃が痛すぎたのですが、でも、そのときに、お客さんから、ふと、仕事は楽しむことですよね、という話が出て、それではっと気づかせていただいて、あっ、私、今全然楽しんでないや・・・・

 

と気づいたのですね。

 

たしかに、仕事中に、難しい顔をしたり焦ったりイライラしている人よりも、楽しんでいる人がいたほうが、なんか場が和んでいくし、そういう人と一緒に働いていたほうが、幸せだなあ~と。

そして実際にその日は、楽しそうに話されたその方の話も後押しになって、天職に転職された、人生の分岐点の交流会となったのでした。

 

その日を境に、私は、なんなら私が一番楽しんじゃうよ!みたいなことを大事にしてみて、実際にそうやって何も考えずに楽しんでいる時の方が、来てくださった方から、あの日はすごかった、すごく気付きをいただきました、と喜んでかえっていかれるメッセージをいただくことばかりでした。

 

仕事って、嫌なことを、我慢してやるもの。

そんな価値観が、根強くあるけれども、楽しんでいる方が、実は夢が降ってくる。仕事はうまくいく。

 

実際に、今回来てくださったその方も、なんで売れないんだろう、じゃなくて、

ただ、楽しく作っていたら、注文が入る、嬉しいことが起きる、というのが昔からそうだった、ということも想い出されていました。

 

そして、その時のリョウさんはというと、いろいろ案内し終わって、お菓子とお茶を出してくださったあと、気持ちよさそうに寝ていらっしゃったのですが、そういうふうに寝ていたところ、突然、誰かが扉をたたいた・・・

 

 

え?

誰だろう?

 

いつもは、誰も来ないのに・・・

 

 

扉をがららと開けると、リョウさんの家の畑で野菜を作ってくださっているおばちゃんがいて、とれたての野菜をおすそわけしてくださいました。

 

その野菜に対して、おばちゃんにお菓子を自然とおすそわけするリョウさんの姿、それを自然と出来る姿が、まさに、若旦那でしたが

そんなリョウさんが

 

「寝ていたら野菜をいただいちゃいました」

 

と言っていたのがニヤニヤでした。

そして、リョウさんは、その野菜を私たちに、おすそわけしてくださったのでした。

 

 

帰ったあと、来てくださった未来型メンバーさんが、こんなメッセージをくださいました。

正直に言うと…

茨城に行く日の朝までは、かなり緊張していました。

またお腹が痛くなったらどうしようかと、不安でもあり

何をお話ししたらいいか、失礼のないように、あれやこれや心配して。

 

これが私です。。。

 

ありきたりな言葉ですが、

今は本当に心が軽くなりました。

 

この世界は真っ暗闇で、

人間は、恐ろしくて、醜くて、棘を持っていると思っていたけれど

 

今は、薄暗い中にポッとオレンジ色のまあるい光が浮かんでいるような

そんな世界になりました。

 

あの日、眠ってしまったリョウさんと

それを見て、ニコニコ笑って

いいエネルギーが出ているとおっしゃった、竹川さん

 

こんな世界もあるんだと思いました。

なんて優しくて、穏やかで、ほっとする場所だろう、

私もそんな世界で生きていきたいと思いました。

 

いつだったか、

千聖さんが、竹川さんに会えば世界が変わると

そう仰った意味が、なんとなく分かった気がします。

 

しかも、こんなことまで・・・

 

不思議なことに

今月に入ってからブログのPV数が毎日1000PV以上増えており、

これはもしかしたら、良い兆候かなと感じています。

 

まさにこの茨城から帰られた、次の日からの出来事です。

 

 

 

楽しむ。

それを仕事にしてはいけないなんて、誰が言ったのだろう。

 

竹川さんも、新宿の音楽CDショップの店長時代、月商1億円を達成したとき、やったことは、それぞれが好きな音楽を仕入れ、楽しそうに語っていたときだった、と言います。

 

それに対して、「気が満ちてるね、竹川君」と言ったその会社の会長。

きっと、みんなで一丸となって、好きなことを思いっきりやる、文化祭の準備をするようなお店だったのではないか、と想像します。

 

楽しそうにやっているお店は、こちらまで楽しくなってくる。

だからまた来たい、と思う。

 

楽しんだことが、うまくいかなかったことが、今までどれだけあっただろう。

思い返せば、そんなことはなかったような気もする。

 

もちろん挫折はいっぱいあった。

楽しんで夢中になって書いた小説が、たくさん賞に落ちたことがいっぱいあった。認められないことはいっぱいあった。悔しさも哀しさも燃えるような嫉妬も、たくさん知った。

 

でもあの時夢を追いかけた楽しさや夢中になって挑戦したことは、無駄だったんだろうか?

あのとき、不幸だっただろうか?

いいや、幸せだったよね、ずっと、ずっと、なくなってから、その大きさに気付いたほど、おおきなもの。

 

でも、大人になったら突然、楽しいことをしていては、大人になれない、仕事ができない。

そんなふうに思うようになっていった気がします。

 

そしてそうやって思いながら仕事をしていたとき、いつも世界は真っ暗で、電車に飛び込む人をうらやむくらいの世界だった。

 

でも、そんな社会は面白いよって、次の世代を引き継ぐ人たちに言えるだろうか?

そんな生き方しかないよ、諦めなよ、それが大人になることだよって自分にも人にもずっと言い続ける人生なのか?

 

私は、そんな「あたりまえ」は、絶対に嫌。

 

だから、楽しさで、好きなことで、夢中になれることで、何十年、何百年経ったって、人生幸せに生きられるって、生涯を通して、この未来型で証明し続ける。

それが私の生き方。

 

だから、もしも、楽しいこと、夢中になったことで、うまくいかないことがあったのだとしたら、ぜひこの未来型の場で話していただきたいと思います。

トトロがいるよ!!なんて、普通に言っている人たちが、あなたの夢を叶えるみちを、一緒に考える。

 

それが、未来型です。

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

未来型

 








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