いじめられた経験のある人はカリスマ性がある ~劇場版サイコパスの名言より

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空飛ぶ引きこもりライターの千聖(ちさと)です。

このブログには、いろいろな傷をかかえた方が来てくださいます。いじめを受けた経験、障害や病気、凸凹感を持っていて、「普通」からはみだしてしまった方々。

社会に生きづらさを感じなければ、ブログや、引きこもって生きる、ということを考えないからかもしれませんが、そういう方々と出会えて私はいつも想う、ああ、こういう方こそ本当は誰よりも幸せになってほしいし、そういう方こそ生きやすいくらいの社会にしていくのが大事だと改めて感じます。

 

それほど、素敵な方々ばかりなのです。

 

そしてそういう方々が、自分の生き方やネガティブだと思っていたことに誇りを持ち、魅力に変えて活かしていったとき、例えば自信がないことに自信を持って社長になるみたいな感じだったり、誰かを導くようなカリスマ性みたいな、天才性みたいなものを発揮する人たちになるのを間近で見させていただくことが、本当にたくさんありました。

私の先生である、山籠もり竹川さんも、マニアックな音楽業界で名の知れた音楽プロデューサーでしたが、そんな竹川さんにもいじめられていた経験があります。

 

じゃあどうしたら、いじめられていた人が、活躍していけるのか

そんな答えに繋がるヒントを、劇場版サイコパスから、いただいたので、書いてみたいと想います。

 

あまりネタバレなしで、サイコパスを見たことがない方でもわかるようなかたちでお伝えします。

 

「〇〇〇が変わったから」

劇場版サイコパスでは、主人公がかつて日本で一緒に働いていた同僚と、海外で再会する場面が描かれていますが、その再会したとき、かつて一匹狼のような感じで、いつもあえてひとりでいたようなその同僚が、ある集団のリーダーだったり、精神的な指導者になっていたのです。

でも、その同僚にとっては、リーダーになろうとしたわけでもないし、指導者になろうという野心もありませんでした。だけれども、一匹狼だったひとが、意図せずともそうなっている、ということに対して主人公が言及していきます。

 

もともと、人を惹きつけるような要素があった、と主人公は言いますが、同僚は、でも日本では指導者になるようなことはなかった、人を惑わすようなことはなかった、と反論します。

 

それに対して、主人公が言ったことば

 

「生き方が変わったからですよ」

 

というのが、はっとした、ああ、そうか・・・!!!とすごく納得したのですね。

 

いじめの裏側には憧れがある

いじめられる人には、もともと、人を惹きつける要素がある、と私は考えています。

というのも、いじめっ子の心理としては、いじめる相手が、自分の中にないものを、当たり前のように持っていることに対して、嫉妬しているから、いらっとしている、というのがあるからです。

何も引っかかりがない人に対して、いらっとすることはないのです。興味がなければ、無関心という手段がある、けれども、それをしない、あえて、いじめないと気が済まないくらい、その人のことを気になっている。

 

だから、いじめるくらいの激しい感情におそわれるとき、その人の中に、何か自分にないものを見い出している。何か自分自身が本当はこういうふうにやりたかったのに、やれなかったことを、当たり前のようにやっているその人に対して、嫉妬している。

そして、その存在を許容してしまえば、それをやってはいけないと律している自分自身の存在定義が危うくなることに対して、恐怖し、おびえているからこそ、排除しようとしていじめという手段に出ているのですね。

 

例えば、私の保育園の先生が、息子に対してあたりがけっこう強いのですが、その先生の言動を観察してみると、けっこう、自分に対して、~~するべき、大人とはこうあるべき、というのを、強く課している感じがします。

ほんとうはもっと、天真爛漫だったり、色んなことにニヤニヤできる童心を持っている先生で、素直に言葉を口にできる純粋さがある。そういうのは息子と似ています。

 

でも、それを、いつからか、許容されなかったのかもしれません。

確かに、なんでもかんでも口にしちゃうと、それが時に誤解されたりすることはあるので、そういうのだから自分はダメなんだ、そういうのをしてはいけない!!!と、すごく厳しく律している感覚です。

 

一方で、私の息子はめちゃくちゃマイペースでして、~~するべき、ということの論理から、童心のまま素直に無意識に、どんどん外れていってしまうような子なのです。私も最初は誤解したくらいのあまりのマイペースっぷりでして、それはもう、大人で、こうあるべき、というのを律している視点から見れば、いらっ!!としますよね。

 

私もやりたいのに、なんであんたはそんなに自由なの?ふざけんじゃないわよ、という声まできこえてきそうなくらい。

 

ああ、だから、当たりが強いんだなあ、と想うのですね。

それを当たりが強い理由にしてはいけないけれども、そういう背景がある。

 

だから、先生は、息子の中に、本当は自分もこうしたいのに・・・というのを見ている、憧れています。

ということはつまり、集団であったり、多くの人にいじめられるということは、多くの人にとって、持っていないもの、本当は憧れるものを、持っているということなのです。

 

それを、人は、個性と呼び、時に天才と呼び、カリスマ性と呼ぶ。

いま表で活躍しているような個性あるひとびとも、普通の人と違う何かを持っているからこそ、その人のことをみんながすごい、と想いますよね。普通の人と違う何かを考えたり成し遂げたりする人を、天才と呼ぶ。

 

だから、それを幼い時から、子どもの時、意識しないときから、強烈に放っていた、他の人とすでに違う魅力を持って輝いているということなのです。

その輝きに気おされていた人たちが、たくさんいたということでもあります。

 

だからこそ、生き方を変える

いじめられると、出る杭を打たれる感じで、いじめられる自分がダメなんだって、だからもっと、「普通に」ならなきゃって、そうやってやることを、どこかで求められてしまうのが、今の社会だと想います。

学校に行けなくなったなら、学校に行けるようになることを求められるし、自分自身もそうならなければいけないと求めようとする。

 

でも、実は、逆だったんだと想いました。

普通になろうとすることは、ある意味いじめた人間のおもうツボなんだと思う。本当に復讐してやりたいくらいの憎い相手だったなら、むしろ、普通じゃない方向に、もっともっと自分を磨いていくことが、本当の意味で復讐にもなると感じました。

 

なぜなら、普通じゃない方向に行けなかったから、憧れたからこそ、いじめてきたので、つまり、もっともっと、普通じゃない方を磨いていけば、いじめた人間とは、とんでもなく離れた世界に行くことができる。

ステージに立ち輝く人と、ファンくらいのそれくらいの距離で。

 

だから、いじめられるくらいの自分自身を、魅力がある人間なんだと想ってほしい。

そんな自分に誇りを持ってほしい。

 

そして学校だったり、会社だったりなど、今いる環境で、耐えることなんてしなくていい。

それは、お店でいえば、クレーマーさんのために、頑張る会社みたいな感じです。そうしたらどんなにやりがいがある仕事でも、疲弊します。

私もクレーマーさんのために一生懸命働こうとしたことがあって、それは、本当に生きがいを感じるお仕事なのに、それでさえ、全てちゃぶ台をひっくり返して終わらせたくなるくらいになりました。

 

セルフブラックになってしまうのです。

 

でも、自分のその輝きを、輝きだととらえ、認めて、もっともっとのびのび、ニヤニヤしながら伸ばして磨いて行けるような場所もある。私にとっては、それが、山籠もり竹川さんが作った、未来型という場所でした。

 

そして、その場所は、学校に行けなくても、会社に行けなくても、それでも生きていける、自分のお店を引きこもったまま作れるようになる方法や生き方を教わりました。

 

学校も、ご存知ですか?

Microsoftを作ったビルゲイツさんやAppleを作ったスティーブジョブズさんも高卒だし、T.M.Revolutionの西川貴教さんは中卒だし、日本の歴代首相のひとりである、田中角栄さんは、小卒です(当時の制度的には中卒あたりだとも言われています)。

小卒でも首相になれるのが日本なんですよ。滅茶苦茶面白くないですか?

 

私も新卒でしか会社に入れない、転職したらもう二度と雇ってくれる会社なんてない、と思い込んでいた時期があって、それで辞めてはいけない辞めてはいけない、と自分に言い聞かせて、武蔵小杉駅で、ふわっと電車に飛び込みたくなったような時もありました。

でも、それじゃいけないと、実際に辞めて自分自身で好きなことを仕事にしてみたら、雇ってくれる会社がないという考え方はいまではなくなり、さらには、職業の垣根をこえて、どんな職種にも可能性があると感じられるようにまでなりました。

引きこもり気質で全くしゃべれない私ですが、営業マンのお仕事も、やり方によってはできると想えるほどです。

(たとえばメールだけで営業するみたいな感じとか・・!)

 

だから、こうしなければ、こういうふうにできない、なんて、ないんだと想います。

なので、合わない場所で我慢するのではなく、あなたらしい、あなたという個性や魅力を丸ごと活かせる場所をぜひ、探しに行ってみてくださいね。

 

そんな場所がここにありましたら、とてもとても嬉しく想います。

 

 

お読みいただきまして、ありがとうございました。

 

千聖

 

 








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