人生はなぜ辛いのでしょうか

空飛ぶ引きこもりライターの千聖(ちさと)です。

未来型夢の降るみちメンバーさんから、とても味わい深いテーマのご質問をいただきました。

 

「人生はなぜ辛いのでしょうか」

 

このテーマで今回はお伝えしてみたいと想います。

 

人間が生きている意味、人生の目的とは

その大きなテーマに対して、京セラをつくりJAL再建など偉業を成し遂げてこられた稲盛和夫さんは、「生き方」という本で、このように答えています。

生まれたときより少しでもましな人間になる、すなわちわずかなりとも美しく崇高な魂をもって死んでいくためだと答えます。

 「生き方」 稲盛和夫 P15・16

生きていくことは苦しいことのほうが多いものです。ときに、なぜ自分だけがこんな苦労をするのかと神や仏を恨みたくなることもあるでしょう。しかしそのような苦しき世だからこそ、その苦は魂を磨くための試練だと考える必要があるのです。労苦とは、己の人間性を鍛えるための絶好のチャンスなのです。

「生き方」 稲盛和夫 P16

 

でもそうはいっても、以前の私は、試練なんて来てほしくなかったし、ずっと穏やかなだけの毎日であればいいのに・・・

 

と思っていました。

 

そして、それは嫌いな仕事をしているときほど、そう思っていました。

それが叶わないのなら、明日世界を終わらせるボタンがあればいいのに・・・と思うときもあった。

 

でも、未来型で好きな事を仕事にして、様々な経験をしていくと、好きな仕事なのに、いつも楽しいわけじゃない、ということに気が付きます。

むしろ調子がよくて風にのっているようなときは、月に2・3日あればいいくらいで、その他の日にちは、だいたいスランプです。納得のいく文章なんて全然書けないし、本当に自分はまだまだだ・・・と悔しい気持ちでうつむくときもある。

 

でも、未来型の山籠もり先生・竹川さんに、自分の波を理解したほうがいい、と言われて、観察していくと、私の場合は、「毎月」そういう波だということに気付きます。

月によって、海の波と同じように、大なり小なり波の大きさは変わるけれども、毎月毎月、悩んでいるな、と想うのです。

 

だから今では、大なり小なり試練が訪れることは、それはもう避けられないことなのではないか、と感じています。

 

だけれども、試練も面白くなってきた

人生は試練だらけ・・・と考えると、人生は修行みたいな感じだけど、私は人生は修行だと思っていなくって、どちらかというと、小説みたいだな、という感覚の方が近いなと。

小説って、いつも平凡で穏やかなだけではなくて、何かしら事件が起きて、それに向き合っていこうとすると、仲間があらわれて、一緒に乗り越えていって幸せになっていく・・・

 

そんなストーリーが描かれていますよね。

日常アニメと言われるようなものであっても、何かしらいつもハプニングがある・・・

 

そうやって、小説やアニメの主人公のように、自分自身を見ていくと、むしろその試練も、次はどう来る?どう出るか?みたいな感覚で、俄然面白くなってきたりしました。

 

そして、試練そのものも、その試練には必ず意味がある、今の自分にとって必要なものなのではないか。

ととらえてみると、試練と向き合った先にはかならず何かしらの学びがあったり、試練が大きければ大きいほど、それを乗り越えていったあとは、

 

ああこんな景色が見られるなんて・・・

と、感動して泣いてしまうくらいの
場面と立ち会うことができたりするなと感じています。

 

 

そうなると人生は辛いけど、面白い。
小説よりも自分の人生が一番面白いのです。

 

でも、夜明け前が一番暗い

ただ、乗り越える直前が一番つらい、
夜明けの前が一番暗いと言われるように・・・

 

だから肝心なときに逃げたくなって、山頂の手前、8・9合目あたりで引き返してしまいがちで、そうなると、感動する・・・の前に、下山してしまうので、後悔がのこったり、何やってるんだろう自分・・・となったり、また同じ試練が形を変えてやってきたりします。

 

私も未来型と出会う前はそういう人生でした。

だけれども、未来型と出会い、妄想こそ現実である、という感覚で、自分が小説の主人公だと思ってみていくと・・・

 

ヒットしたり受け継がれる物語・ライティングには王道パターンがあり、これがまさしく人生にもあてはまるのですが、

 

何か問題が起きて

→ その問題に向き合うと仲間があらわれて

→ 仲間と共に何かをクリアしていくけれども

→ うまくいきはじめた・・と思ったときにまた問題が起きる (裏切りの章)

→ それを乗り越えるとひとかわむける、ひとつの壁を乗り越えて気づきが起きる、奇跡みたいなことが起きる

 

というような感じの流れがあります。

それで、裏切りの章、と書いたところが、一番きついのですが、というのも、その前にうまくいきはじめた、軌道にのってきた、という感覚があるので、そこからガーンと落とされるからですね。

 

光が見えるからこそ、その光と現実のギャップに、もう無理だよ、どうせダメだよ、と心の声が騒ぎ出す。

 

でも、どうか諦めないでほしい。

そこはもう、実は山頂の手前なんです。

だから、一番きつい、もう無理、みたいな感覚のときこそ、大チャンス。

 

もう頂上は目の前だと思って物語の主人公なら、どう行動するだろうか?

そんなふうに考えてみると、人生の面白さを、めいいっぱい味わいながら生きていけるなと想います。

 

 

最後にこの歌を贈ります。

 

 

お読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

千聖

 

 

 

 








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