とある日の出来事。仕事を辞めて好きなことをしようとするあなたへ
無理をしました。
傍から見たら無理じゃなかったのかもしれないけれど。
心を殺して、仕事をしました。
そうして私は、大事なものを失いかけました。好きだという気持ちをどこかに捨てそうになりました。
一度は諦めました。
なにもかも真っ暗な世界でした。ただただ、怖かった。
会社でどんなに仕事をやったって、どんなに頑張っても空まわって、どうしていいかわからなくなって。
何もかも失いながら
何もかも捨てながら
それでも報われない日々でした。
でも、当たり前でした。
だって、好きじゃなかったんです。
あの会社も、あの場所も、人すらも。
どれがもう嫌だと思った原因だったのか、と説明することは出来ません。
けれどもひとつひとつが、どんどんかみ合わなくなっていって、ひとつひとつ、歯車が狂っていきました。
そうやって人生の根幹である、私の人生を支えてきた大事な歯車さえも、狂い出しました。
全ての歯車が止まりそうになって、回して作りだしていた明かりも消えかけて、未来の世界が見えなくなって。
そこでようやく私は気付いたのだと思います。
ああ、これじゃだめだって
こんなことしていても無意味だって
にげだしたわけじゃないだろう
たとえ逃げ出したのであっても
その時一生懸命、泣きながら、
真っ暗な目をしながら
死んだ目をしながら
そうやって悩みながら出した答えを、私は肯定します。
甘くたっていいです
根性なしだっていいです
十分頑張りました。
つらかったね
苦しかったね
いいんです
もういいのです。
短い期間であっても、人生を壊すのに、心を殺すのに、年月なんて関係ないです。
思い切ってひとこと声をかけたら、かけがえのない友人が出来ます。
たった一問問題がずれただけで、大学受験に失敗する人がいます。
人と人が結ばれるのは、偶然みたいな一瞬の出会いからです。
人生が変わるのは、いつだって一瞬です。
同じように、もう無理だと思うことだって、誰かにとっては一瞬です。
だから、人よりも続けられないからって嘆く必要なんてないです。
誰かに責められる筋合いなんてないです。
その人にとってはなんでもない年月であっても、あなたにとっては、人生を狂わせるには十分だっただけです。
その人には耐えた先に安心があっただけ
あなたにとって耐えた先に絶望があっただけ
誰も間違ってなんかいないです。答えなんてどうせわかりません。
でも、流されるだけの人生を送る人がほとんどだから、だから自信を持って言ってくるだけなんです。
あなたの選択だって、自信をもっていいです
むしろ未来を変えようとどうにかしたい、このままじゃだめだと
そう思えて、何かしなきゃと思って選択するあなたの行動は
誰よりも祝福されるべき選択です。
非難されるなんて、どうかしています
そうやって行動できない人が大半なんです
だから、もういいんです。
不安でもいい自信なくてもいいダメでもいいです。
ただ、あなたの選択は正しいです
だって自分で選ぶんです。
流されるよりももっともっと有意義で、前向きで、
素敵な人生になれます。
確かに責任もあるでしょう
人とは違う苦悩もあるでしょう
それでも。
あなたが努力していこうと続ける限り
未来はいつだって何かしらの輪郭を持って、輝きを持って見えるはずです
不安な時は、同じ志の人がそばにいます。
同じように悩んだ人が言葉をくれます。
だから大丈夫です。
その道で大丈夫です。
自分にしかできない魔法を探しに
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