動けなかったあの日、たった数行を書いた

 

家で仕事ができたらいいのに、と思ったことがある。

 

満員電車に乗らなくていい生活とか、
自分のペースで働ける毎日とか。

 

でもそのあと、
何をしたらいいかわからなくて、
検索だけして、閉じた夜のことも。

 

 

―――そのとき、最初に開いたのが、ブログでした。

 

 

家に居たままで
好きなことを書いていい
それが読まれて、お金になるかもしれない。

 

私はずっと、書いて生きていきたかったから
それは本当に、希望でした。

 

 

だけど……途中で気づいた。

 

家で仕事をしたいから、ブログを書く。

 

それだと、仕事になる日なんか、来ないって。

 

 

 

 

 

『家で仕事をしたいから』

 

 

 

 

「本当にその理由のために、書くの?」

 

 

 

 

家で仕事をしたいがために

お金にしたいがために

 

それだけなら、もっとやり方はいっぱいある。

 

 

もっとお金だけにこだわって

需要があることだけをして

思ってもいないことを書いて

 

 

そんな道だって、ある。

その方が、楽だったかもしれない。

 

 

だけど

 

 

「それで仕事ができるようになったら
本当に、満足するのか?」

 

 

 

 

 

 

‥‥

 

‥‥‥‥

 

忘れられないものがある。

 

子供のころから、ずっと。

 

それを、大人になった私は、

裏切る気なのか。

 

 

 

‥‥絶対に、嫌だ‥‥

 

 

 

 

でもやり方が分からない。

 

どうしたらいいか分からない。

 

だって、お金のことを考えなければ

生活していけない。

 

 

もう、ただ書いていればよかった

あの頃とは、違うんだから‥‥

 

 

 

なのに……

 

それでも、割り切れない。

どうしても、そっちには、動けない…

 

なにかが間違っている気がしているのに、

どう間違っているかが、わからなかった。

 

――私は、その場から、動けなかった。

 

 

 

そうしている間に

時間だけが過ぎていく。

 

 

みんなは普通に仕事をしていて

 

 

なのに、

 

私だけ何もしていないみたいで

私だけ取り残されているみたいで

私だけ――

 

 

……じわじわと、現実が押し寄せてきていた。

 

 

 

 

でも

 

それでも、やっぱりその日も、

次の日も

次の日も

パソコンを開いた。

 

なにかを書けるわけじゃない。

 

進むわけじゃない。

 

ただ、見てるだけ。

 

 

すごいひとたち

結果を出しているひとたち

輝いているひとたち

 

 

確かにこの世界はあるんだと思いながら

でも、自分はそこに居ないなって思いながら

 

離れたところから

それを

ただ、見ていた。

 

 

 

でもあるとき…

 

 

ふと、

 

 

「そこに、入ってみたら?」

 

 

そんな声がした。

 

 

みんなが楽しそうに

活動しているその場所に

 

書きこんでみる‥‥

 

自己紹介してみる‥‥

 

ここに私はいますって

そう伝えるだけ。

 

 

ただ、それだけ‥‥

 

 

 

‥‥でも、もしも、

拒絶されたら、どうしよう‥‥

 

何も反応がなかったら‥‥

 

変な目で見られたら‥‥

 

 

 

やっぱりやめとこうかな‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 

「いつまで、外の世界のままで、いるつもり?」

 

 

 

 

 

 

 

 

怖いよね。

 

 

 

 

でも、本当に怖いのは‥‥

そのまま、時が過ぎていくことなんじゃないの?

 

 

 

 

あのとき、一歩踏み出していたら…

 

 

 

そんなふうに後悔しながら生きていくことが、

一番怖いんじゃないの?

 

 

 

 

ずっとそうやって生きてきて

もう十分苦しんだ。

 

もう十分絶望した。

 

変わらなかった世界を、

もう、たくさん見た。

 

 

 

だから、もう、いいよ。

 

 

 

もう、違う道を選んでいい。

 

 

 

 

 

……

 

 

 

震えながら、打ち込んだ

 

たった、数行。

 

 

 

 

 

その数行が、人生の分岐点だった。

 

 

 

 

 

 

私は、未来型と、出会った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、

あのときの私と同じ場所にいるなら

 

ここから先は、

あなた自身の物語です。

 

――物語の、その先へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 








家で仕事をしたいのに、どうしたらいいかわからなかったときに

好きなままで、届くのかと、立ち止まったときに





――この続きが、気になったなら








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