【過去日記】私が仕事を辞めた理由

年が明けて会社が始まった。気が付いたら私は会社を辞めますと上司に宣言していた。社会人になって3年目が見えてきた時のことである。

辞めた理由は単純明快。これ以上その仕事を続けるのがイヤだったからだ。

ブラック企業ではなかった。世間に同情されるような、自分のプライドを守れるような理由は見つからない。

 

ただ、私は逃げたのだ。これ以上イヤな仕事を毎日毎日、死んだ魚のような目をしながら続けたくなかった。

 

石の上にも3年。とりあえず就職したからには3年は続けてみろという。3年経たなければ本当にその仕事を理解出来ないのだと。

だから、甘い考えだろう。そんなに早く辞めるのは忍耐が足りないのだと、長年続けているベテランの人たちが噂しているのを聞いた。

 

当然だ、もっともな言い分だと思う。

 

けれども、私は後悔はしていない。解放された晴れ晴れとした気持ちになりはしなかったけれど、穏やかな気持ちになった。

毎日人を押し退けて歩いていた自分がいた。人から何か面白いことあった?と聞かれても何も思い浮かばない日々。

休みが終わる日曜日には、朝からすでに憂鬱だった。平日は、心を殺して出勤する人たちに挟まれてじっと目を閉じる。電光掲示板を見上げれば毎日どこかの線が人身事故で遅れていた。

仕事が始まれば波風立てないことだけに全神経を費やして、上司の顔色を伺い、びくびくしながら空気を読んで悪口の矛先が自分に向かないように行動した。

 

家に帰れば次の日の仕事のことを考えて溜息ばかり。

 

 

そんなつまらない、息の詰まる日々。つまらないことを、仕事だから辛いのは当たり前と言って一生このままで居るつもりなのか。

こんなの間違っていると思ったままだらだらと諦めたように生きていくつもりなのか。

明日が今日と同じように来るとも限らないのに。いつ死ぬかも分からないのに、いつまで虚ろな目でどうでも良いことに時間を費やしていくつもりなのか。

 

 

 

もうこれ以上はしない、今辞める!

 

 

 

それが私の退職理由。

実に幼稚で浅はか。忍耐のない。

それが会社に文句を言いながら長年続けてきた人たちの言葉。彼らはそうやって生きていくのだと決めていきているのだ。だから正しい。

 

けれどそれは貴方たちがやれば良い。私は、貴方たちと同じ生き方は御免です。そんなドキドキしない人生なんてお断りです。

 

だから、辞めるのです。

さあ、明日はどんなドキドキすることを始めよう。

 

そんな1年とブログの始まり。

 








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