退化してる気がする…何かを極める時の難しいスランプを乗り越える方法

空飛ぶ引きこもりライターの千聖(ちさと)です。

今日はちょっと、何かを極めて行くときの感覚を書いてみたいと想います。

 

何かを極めていくとき、ある一定のところまで行くと、魔法が使えるような気持ちになって、何でもできるような気持ちになって、スーパースターをとったマリオみたいに、何をしてもうまくいく。

みたいな瞬間があります。

 

でもそのあと、調子に乗ってると、その魔法が使えなくなって、逆に何をしてもうまくいかないような感じ、あれ?あれ?と、自分が前よりも、退化してしまったのではないかというような感覚に襲われたり、長いスランプに苦しむことになります。

そのスランプから、次のもっとこうありたい、というところに行くための感覚をお伝えします。

 

何をしてもうまくいくは、その章の終わり

何をしてもうまくいく、という感覚の状態は、その章の終わりのフィナーレのときだな、といつも想うのですが、RPGで言えば、ひとつ大きなボスを倒して、そのボスが支配していた街の人たちが、解放されて、平和になって喜んでいるところです。

色んな人からありがとう、と言われたり、幸せな様子を見れたり、英雄扱いされたりして、ああここまでやっててよかったな~というような感覚のところ。

 

それで、ずっと喜んでくれるままにそこに浸っているのも楽しいけれど、だんだんそれも飽きてくるから、RPGでは次の旅に出かけます。

RPGでは、街の人たちの会話がテンプレートでずっと同じだから、もういいか、と飽きるのも早いのですが・・・

 

でも現実世界では、魔法が使える状態になっているときはとても平和だし幸せだし、その状態がずっと続いてほしいと思うから、ついズルズルとそこに居がちになってしまう。

世界は変わっていくのに、変わらないことを願ってそこにとどまってしまう。

 

それがもしかしたら、調子に乗っている、という感覚かもしれないな、と想うのですが、例えばRPGの主人公でも、街の人たちに祝福されて英雄扱いされて、ずっとその街にとどまり続けていたとしたら・・・?

ライトノベル風に言えば

 

「中ボス倒して英雄としてのんびりスローライフをしていたら魔王に街が滅ぼされました」

 

みたいな感じになりそうですが、いくら英雄でも、ずっと何もせずにそこで、私は英雄ですから。

という感じで居続けたら、街の人は、これからも日々を送っていくわけなので、ひとりずっと、そのボスを倒した英雄パーティーの日にとどまり続けるようなもの・・・

 

街の人たちとの乖離が出来る。

しかもです、それが、まだ中ボスくらいの場所だったとしたら、英雄としてのんびりしている間に、ラスボス魔王がもっともっと強大になって、暗雲たちこめる世界になっていく・・・

 

のに、まだ勇者がスローライフしていたら・・・

ずっと親身になってくださった人たちの街が、魔王軍に攻められてきたら・・・そのとき、のんびりしすぎていた間に戦いの感覚がにぶっていた主人公は、街の人たちを守れないのです。

 

というようなことが、現実世界でも起こります。

だからこそ、居心地がいいなと思っても、何やってもうまくいくという感覚があったとしても、そのときこそ、初心にかえり、自分から再び、新しい章へ、新しい旅に出かけていく。

 

それがきっと、初心に還る、ということだったり、勝って兜の緒を締めよ、ということなのかもしれないと想います。

 

スランプになるときは、新章がはじまっている

そして、スランプになっているとき、というのは、もうすでに新章がはじまっているとき、新しい課題だったり、テーマがはじまっていて、だからこそ、今まで使えていた魔法が使えなくなる感覚があります。

そうすると、今まで出来ていたことが、できなくなってしまうので、自分は退化しているのではないか・・・という感覚に襲われることもあります。

 

アーティストとかも、すごく売れて絶頂期のあとに、死にたくなったりするアーティストもいたりします。

テレビに出てものすごい売れていた占い師さんも、今まではできていたのに占うことができなくなったりとかですね。

それで、がっかりした、前の方が良かった、やっぱりインチキだった、というような感じになっていって、どんどんスランプになっていきます。

 

でもそれは、退化しているわけではないのですね。

 

なぜならRPGの新章がはじまっているからです。

今まで通りの装備だったり、レベルで、新しいダンジョンに潜ったら、とたんに勝てなくなるのと同じだったのです。

それは退化ではなくて、ただ単に新しい旅がはじまったから。

 

新しい場所では、どんな時も一番初心者です。

だから初心に還るというのかもしれませんが、今までの職場で活躍しても、新しい職場にいったら、その職場なりのことを覚えなければいけなかったりしますよね。どんなに人生経験が長かろうが、職歴が長かろうが、その職場では一番の新入りなのと同じような感じです。

 

ただ、何かを極めるときは、職場が変わるようなものではなかったりするため、現状が変わったこと、新しいダンジョンに来たのだ、というのを自覚しづらいので、退化しているような気持ちになります。

 

でも、そうではないのだと。

そして、新入りになったとしても、今まで積み重ねてきたレベルが0になるわけではなくて、今までの経験だったり積み重ねてきたものも、活きてきます。

 

私の山籠もり先生、竹川さんはこういうとき、

 

「今までは0~100までの力を出せていたけれども、レベルがあがって、1000くらいまで出せるようになった。

だから、半分しか出せなかった、と思っても500で、前の最大値よりも大きい。

でも、マイナス500なので、今までの最大値が100の感覚でいうと、マイナス400くらいになってしまう感覚がある。

 

それが退化している感覚だけれども、半分でも前よりも力がある」

 

というようなことを言いました。

 

 

だからこそ、新しい場所に来たから、また新章がはじまったんだ、と自覚したうえで、今までの経験も新しい場所で活かしていけるんだ、新しいかたちで、できるんだ、と点と線が繋がっていくと、合体魔法みたいなのが使えるようにもなり、その力はとてつもなく大きな新しい道を開く力になってくれるようになります。

 

 

 

スランプを抜け出し、新しい道にいく鍵は

ただし、今までのやり方に固執すると、それもまたうまくいかない、というのも経験しました。

 

今までのスキルだったり、経験も活かすことができる。

なのだけれども、今までのやり方や王道パターンに固執しない、ということも、すごく大事だったな、と感じていて。

 

たとえば私で言えば、以前は、過去の私のように、満員電車や会社が辛い、ということで、会社から抜け出したい、わかりやすく言えば、抜け出して自由になりたい、というような感じ、だから好きなこと、ブログでお金を稼ぐというようなことや、独立する、という感じの発信をしていました。

 

もちろん、今でも、その状況で辛い想いをされていたり、本当にやりたいことをやれていない方に届けたい、という想いは変わらずあります。

 

ただ、その当時と同じことのはだったり、同じ想いの熱量で今は、語ることができない。

私が今大切にしているのは、本当にやりたかったことをやれる人生にしていくこと。

それが、手段としては、会社でもいいし、リアル店舗の運営でもいいし、手に職のなにかでも、ブログでもいいと想っています。

 

なので、お客さんとしても、ブログで独立する方もいらっしゃれば、社長になる方もいらっしゃれば、職人になったり、会社員として自分のやりたいことをやれる環境にしていく方もいらっしゃいます。

だから、昔と同じように、会社を抜け出そう、というような感じで文章を書いてしまうと、なんというか、そこに、正直さを込められなくなってしまったのですね。

 

でも、昔はそれを伝えてお客さんが来てくださっていたから、どうしてもその伝え方をしないといけないのでは、そうじゃないと誰にも届かないのではないか・・・という自分がいて、そこでこうなんていうか、ノイズが発生していました。

その時はどっちつかずのメッセージになっていて、届けられている感覚がありませんでした。

 

でもそんな時、竹川さんはまた、ふと、こんなことを言いました。

 

「いまもう、お客さんが誰もいないと想って発信してみてはどうですか」

 

これは、すごい力になりました。

メッセージは誰かのために書くもの。

 

だけれども、誰かのためになるには、自分自身が最も伝えたいこと、自分という軸や想いがなければ、それはただの偽善だったり、むしろそれは逆に承認欲求みたいなエゴになってしまう。

 

それは本当のおもてなしではない。

まごころこめたおもてなし、というのは、まごころ、真の心だから。心の奥の奥の方からの正直な気持ち、これを届けたいという想いがあってはじめて、そのうえで誰かのために届ける。

 

そうやって届けていったとき、感覚として、お客さんの想いと自分の想いの周波数が一致した、みたいな感じの感覚になって、ようやく、届けることができた、と感じたのでした。

 

正直を、極める

今までのやり方から変えていこうとするときは、不安も出てきます。

 

もしかしてこれをしてしまったら、誰もお客さんがいなくなってしまうのでは、という不安があったり恐怖も出てきます。

でもそれでも、新章へ踏み出していく。今までと、変わっていくことを選んでいく。

 

今の自分にとって、本当に伝えたいことはなんだろう。

本当に心の底から、正直な、まごころで、届けていける言葉は。伝えていきたいことのはは。

 

それを突き詰めて、届けていったときに、妄想が現実になる感覚、本当にやりたかったことが、やれる人生に変わっていく。

 

私が竹川さんから学んできた、未来型ライティングの極意は、正直に書く、ということだけれども、

その正直さは、こんなにも深い。

 

奥深く、突き詰めても突き詰めても終わりがなく、一生到達しないものかもしれない。

 

でも、それでもその正直さ、を深め届けていったときに、誰かの心に届いた瞬間だったり、人生が変わったと言っていただけるような本当に感動の瞬間があって。

その瞬間のために、この突き詰める終わりのない旅を、いつまでもいつまでも、歩み続けたいと、想うのです。

 

そして、お客さん自身の正直さもまた、よくよくお話を伺うと、その表面的に見える文面の先に、もっと本当はこうだった、という想いを聴ける瞬間があります。

それも含めて文章にされていって届けていったとき、人生が変わっていくような、本当にびっくりするくらいの奇跡、もうダメだというような状況から、このお仕事に出会えてよかったと思うお仕事に出会えたり。

素敵なお客さんと出会えていったり。

 

贈り物のような出来事が届いていきました。

 

だからこそ、正直さを一緒に深め探求していって、それをことばにする、かたちにする場を、お届けしています。

そんな場であなたの本当にやりたかった人生と出会える、お役に立てましたら嬉しく想います。

 

 

お読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

 

 








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自分にしかできない魔法を探しに



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コメント

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  • コメント (2)
  1. こんばんは。

    ちょうど、何を書いたら良いのか、届けたいものって何なのか、
    分からなくて悩んでいました。

    新章に入ったのかな、と思えて少し気持ちが楽になりました。
    ありがとうございました

      • 千聖
      • 2023年 8月 29日 10:15pm

      岡野さんーー!!
      またコメントも書いてくださって本当にいつもありがとうございます!!

      届けたいものが何かわからなくなる時はありますよね。
      でも新章、という感覚が、お役に立てていましたらとてもとても嬉しい気持ちでいっぱいです。

      スランプ的な時期は誰しも通るもので、
      スランプの時にはずっと夜明けなんか来ないのではないか、
      という感覚にもなったりするのですが

      新しい物語が始まって、また旅が始まるみたいに
      本当に人生って物語のような感じだなあと。

      苦戦するときもあるけれど、その分誰かのお役に立てる感動の時もある。

      そんな旅路をぜひまた、味わいながら綴っていっていただけましたらと想います。

      いつもありがとうございます。

      千聖

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