ほんの少し、ペースを落として、生きる
空飛ぶ引きこもり物語ライターの千聖(ちさと)です!
このブログ、毎月1回は更新していたのですが、9月は記事を出さず仕舞いでした・・・!
でも、9月はむしろ、実は、かつてないほどハイペースに仕事をしていまして、そのハイペース具合に、私ってなんかすごい仕事デキる人になったかも?!と思うくらいワクワクウキウキで毎日うおおおおおやるぞおおおと生活しておりました。
お仕事も好きなことなので、ひたすら楽しい!
でも、マラソンとかも、ハイペースで走りまくると疲れてきますよね。どこかで走れなくなるタイミングが来るな、と思いながら、それでもウキウキだったので、そのまま放置して走り続けて・・・
案の定、10月は沈没・・・
身体が重い・・・動かない・・・ワクチン接種もしてみたので、それの副反応でまた追い打ちをかけ寝込む・・・
そして、ここ数年ガンと闘病していた、私の人生を変えてくれた、空の方の師匠との、人生のお別れもあり・・・(竹川さんじゃないですよ)
色んな意味で、気力がどん底になっておりました。師匠とのお別れも、いつかそんな日はくるかもしれないと分かっていて、師匠自身、好きな仕事をやり切って、やりたい放題生きた人だったから、師匠には人生の後悔はないだろうし、あの世で先に行った人たちと話すのが楽しみと言っていました。
だから、悲しむことではないし、まだまだ実感もないけれど、ただ、もう、ハンググライダーの練習場に行っても、師匠に会えないんだ、と思ったら、気力がゼロになって立ち上がられなくなるような気持ちが襲ってきて・・・
しかも、9月がハイペースですごかったので、それに対して10月は100分の1くらいの動きになってしまって、それもまた、なんて自分ポンコツなんだ・・・という気持ちも出てきたりとか・・・でも何もする気が起きない・・・
気力がないときは、どんどん、ネガティブスパイラルに入っていくのをすごく感じました。
そんな時に無理して行動しようとすると、防衛本能が働いて、余計に空回りして、さらに150分の1くらいの動きになったりとか・・・このままだと沈む・・・と思いました。
なので、川で泳ぎました
今年は奇跡的に暑さが長く続く10月で、夏が大好きな私は喜んでいたのですが、ただ、タイミングが合わずに、今年は、大好きな川で泳げていなかったんです・・・
それで、いまはだいぶ寒くなってきましたが、きっとこれを逃したらもう川で泳げない!と思うタイミングがある日、あったので、そこで思いっきりえいやと行ってきました。
10月なのに、真夏日のような、入道雲も見えそうな青空の日・・・
目指したのは、隠れ家な川です。
そこは、トンネルの下の坂をくぐっていって、おりっていった先にある、とある村・・・
しんと静まりかえってひとけがない集落の中に、その川はあります。さらにその川も、どこから下に降りるのかわからない、完全な隠れ家的な川で・・・10月ですので、人も誰もいない・・・
そこにおりていって、少し深くなっているあたりに、身体を沈めていきました・・・
さむすぎる・・・・
川で泳げるギリギリの気温は、千聖調べによると、25度です。その時の気温は24度。
ギリギリアウト・・・
それでも、ひんやりを通り越して氷のような川の中に沈んで、泳いで、出て、温かい岩の上で寝そべったり、川の流れをぼーーっと見ていたり・・・
岩の上から見る川は、不思議な景色でした。
太陽の光が川にさしこみ、ゆらゆらと流れる川に屈折して、川底に、虹色の光の輪をうつしだしています。
その輪がいくつもいくつも重なって、それはまるで、虹色のうろこのようにみえ、光の魚が、川底を泳いでいるかのようでした。
その光の魚を、ただただ、ただただ、眺めていました。
そして、気付いたときには、帰る時間になっていました。
時間の感覚が吹っ飛び、最近悩んでいた色々なことを考えていたのを忘れていたことに気づきました。
ペースを落として、ゆっくり生きる
それからも、ペースを上げることができるようになったわけではなかったので、あえて、ゆっくり生活してみることにしました。
せかせか予定を詰めて行動していた9月とは対照的に、のんびり動く。
のんびり朝の冷たい空気を吸いにいく。
のんびり散歩に出かけて、公園の木々のざわめきをみたり、洗濯物のしわをのばしながらゆっくりと干したり、お皿も少し丁寧に洗ったり。
お風呂にゆっくりつかってみたり、ゆっくりじっくり珈琲を淹れて、自分の気持ちを大事に紙に書いてみたり。
その動作のひとつひとつを、味わうように、生活してみることにしました。
そうしたら、驚いたことに、せかせか動いていた9月と、ほとんど変わらないくらいの仕事ができたんです。
びっくりですよね。
しかも、ゆっくり生きた方が、人生の満足度、充実度、豊かさみたいなのは、はるかに高いことに気がつきました。
むかし、おばあちゃんが、料理をつくるときに、もやしのひげをひとつひとつ取っていて、にんじんの皮でもないのに、なんでそんなめんどくさいことするんだろう、と思っていたけれど、
この方がね、おいしくなる気がするのよ。
そう言って笑うおばあちゃんがとても眩しく感じた。
おいしくなる気がする、というだけのことに、時間を使える生き方のなんて豊かなことなんだろう。とそう思ったことを思い出しました。
私は、もやしのひげには興味がないので、もやしのひげをとる生活はしないけれど、でも、ゆっくりじっくり、味わうように、好きな仕事をしながら生活すること。
ゆっくり、味わうこと。
こうあらねばならないの義務感から、こうしたいから、という自分の想いを大事にのせて
味わいながら感じたことを、届けていくこと。
それが、よりよい、豊かな好きなことを仕事にする人生を送る秘訣。
だからこそ、色々あるときほど、
ペースを落として、ゆっくり生きる。
あなたがいま、何かに追われていましたら、あえてそんなふうに生きてみるのも、違うものが見えてくるかもしれません。
つぶやき日記でした。
お読みいただきまして、ありがとうございました。
自分にしかできない魔法を探しに
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