才能を伸ばすということ

空飛ぶ引きこもりライター千聖(ちさと)です。
最近、息子の小学校の先生と話していて、才能を伸ばすということについてすごく考えさせられたことがあったので、お伝えしてみたいと思います。
日記が書けない息子
小学2年生の息子は、日記を書くのをめちゃくちゃ嫌がります。
まず題材が決められない。昨日プールに行ったから、それについてとかはどう?というのを話して、うんわかった、となって書いてみてもらうものの、壊滅的なのが、自分がどう思ったのか、というのが書けない。
楽しかった?と聴いてみても、「わからない」
こういうことあったよね、それはどうだった?「わからない」
昨日は楽しかったって言ってたけど・・・
あ、そうか。
というような感じで、学校のことを聞いても、友達と何かうまくいかないことがあっても、感情について聞いてみると、「わからない」という返事ばかりがかえってきます。
昔はこれについて、すごく不安を持っていて、というのも、発達障害のグレーゾーンだと診断されていたからです。療育手帳ももらっていて、IQでいうと75で、一般的な子供よりも、2歳くらい下の知能だと言われていました。
だから、この子の将来がすごく不安で、怖くて、私がもっと何かできていたのではないかとか、考え始めると、もうなんていうか、色々怖かったです。
でも、竹川さんの見方は違った
こういうことを竹川さんにも相談するのですが、竹川さんは、息子のことを師匠と呼んでいます笑
そんな竹川さんが息子と一緒にいると、〇〇くんはいつも数字で何かを表現しているね。これはすごいねえ~!
というようなことを言うのです。
それを聞いて、え、そうかな?と思ってきて、というのも、私が数字が嫌いなので、数字について話出すと、けた違いの数字を冗談で色々言ってくるので、もう聞きたくないーー!!と思って嫌になってくるので、それはむしろこの子の魅力だと気付いてなかったのですね。
でも、もしかしたら・・・
私が感覚とか感性みたいなもので世界をとらえているように、この子の場合は、数字で世界をとらえているんじゃないか・・・
と考え始めます。
すると、あるとき時計も持っていないのに、15分後、というのをぴたりとあてられるときがあったり、数字で目標を立てるとものすごいやる気になったりとか
とにかく数字軸で見ていくと、すんなりいくことが続きます。
あと、耳からの情報よりも視覚情報の方が入りやすいとか
とにかく、私の感覚とは違うものであり、この子なりのやり方や在り方がある、というのを認識しはじめると、なんていうか、色々なことが楽になっていって、こうあるべき、こうしなければ、普通に育てなければ、とどこかで思ってがんじがらめになっていったものが、ほどけていくような感覚で・・・
そもそも自分だって普通な生き方じゃないのに・・・そしてそれを押し付けられることが、嫌だったのに。
こうあるべき、というのに縛られると、本当に大事なものが見えなくなっていくんだなと改めて感じた出来事でした。
そうして小学校2年生になったときの面談で
学校の先生もどうやら、感情について聞いても「わからない」といつもかえってくることに対して、心配に想ってくださっていたようで、個人面談の時に、そういう話になったのですが・・・
「どうやら、数字で世界を見ているようなんです」
という話をしたところ、先生が、あっ!なるほど~!!とものすごく納得した感じで、じゃあ、今の気持ちは何%かな?とか聴いてみればいいんですね!!と先生が嬉しそうに話してくださって
それを聞いて私も、あっ、そうか!!日記も数字にしちゃえばいいのか!!
という気づきがあって、早速家に帰って、息子に「日記を書くときに、例えば、楽しさは何%で、とか書いてみたらどうかな」という話をしたら、その瞬間目を輝かせて、色々しゃべり出して、最終的に、数字の世界はどういうふうに見えているのか、
人の大きさくらいの数字がいっぱいいて、少し浮いてて、真っすぐな道があるんだよ。
みたいな話までしてくれました。
おおおー!!なんか芸術っぽいーーー!!
私でも、この感覚なら、数字であっても、美しいというのが分かる。
竹川さんがそういえば、理性というか、科学とか、そういうものも最後は、「美しい」という感覚にたどり着くんですよ、と言っていたのは、こういう感じかな、というのの一端を垣間見たような。
脳波とかを見ると、ベテランのお医者さんだと、その脳波を見て「美しい」と感じるのだそう。
だから、見ているものが違っても、全然わからないような方向性であっても、きっと、たどり着く場所は同じなんだ。
才能を伸ばすって、きっとこういうことなんだと思う。
多くの場合、過去の私もそうだったけれど、ついつい、自分の見ている世界と同じような角度で見えるように矯正しようとしてしまう。
凸凹があるなら、その凸も凹もなくして、必死にハンマーみたいなのでガンガン叩いて、平らにしようとしてしまうような感じ・・・
でもそうじゃなくて、その見ている世界を、数字軸ならもっと数字軸で深めるにはどうすればいいか、というようなことを一緒に考えること・・・・その子の見ている世界の美しさを、一緒に見に行くようなこと。
そういうのが、才能を伸ばす、ということなんじゃないか・・・って。
国語も数字、体育も数字、
みたいな変なことを竹川さんが言うのですが、そういう感じでいい。
その道中で、やっぱり、あの人はこうやってもっと国語得意だから、普通に国語的な感じでもっと伸ばした方がいいかな・・・とか、まわりとか、世間の情報に引っ張られるようなときが、成長するにつれて、きっとある。
そんなときに、自分の軸は何だった?とか
本当はどうしたいの?
と聴いていくこと。
それはまさしく、竹川さんがくれた未来型コンサルのありかただけれども・・・きっとそれが、才能を伸ばすということなんだと思う。
そんなことをしみじみと感じた、個人面談の時の気づきでした。
お読みいただきまして、ありがとうございます。
千聖

自分にしかできない魔法を探しに





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