後悔して落ち込むし引きずる時があっても、明日もし死ぬとしたら。

今日は、最近身近に起こった恐怖についてです。

 

私には弟妹がいます。

兄弟3人仲が良いです。特技はダチョウ倶楽部のネタ、どうぞどうぞを何の前触れもなく突然合わせることが出来ること。

あと噛み合わない会話を延々出来ること。

 

 

そんないつも通りの阿呆な兄弟LINEを繰り広げたのが3日前でした。

 

そして2日前、一昨日のこと。

 

弟からのLINE

「入院することになって、手術するかも」

 

!!!???

 

 

元気に会話してたばかりだったじゃないか!!!

 

ということで昨日、お見舞いに行ってきました。

 

病気は「気胸(ききょう)」というもので、肺に穴があく病気なのだそう。

 

肺にあいた穴から空気がもれて体の内部に空気が充満して、片肺を圧迫して肺が小さくなっている状態でした。

 

 

痛みとかはぜんぜんないらしく、息苦しいなあとは思っていただけだったとのこと。

 

でも、お医者さんに!このまま放っておいたら、死んでたよ!と言われたとのこと……

 

 

え?

死???

 

 

笑うと痛い!とか言いながら目の前でしゃべっている弟と、

 

死という言葉が繋がらなくて、あまりの実感のなさに混乱しました。

 

 

 

でも、そう、

考えないようにしていただけで、いつ死ぬかなんて、誰にもわからないし、明日死なない保証なんてどこにもないんだったと……

 

 

その時思い出しました。

 

 

 

 

 

私が仕事を辞めるか迷っていた年末年始の時。

私は、自問自答を繰り返しました。

 

あとで後悔しないように、答えを出したくて。

 

 

その問いの最後で聞いたのが、明日死ぬのだとしたら?

でした。

 

 

 

明日もし、死ぬのだとして。

死ぬのだと知らずに、今日を過ごした時、この日常で後悔しませんか?でした。

 

ベタだけど、よく言われることだけど、でもその答えはきっと嘘じゃないと思ったのです。

 

 

結局、今の仕事を続けて、

その問いに言い訳が出来るような答えは見つかりませんでした。

 

 

私の中には、「きっと後悔する」しかありませんでした。

 

だから、その答えを後押しにして、私は仕事を辞めることにしました。

 

 

私にはやりたいことがもう山のようにありました。

お金がなければ叶えられないものももちろんたくさんありましたが、半分以上は、今のままでは、定年退職後まで絶対に叶えられないものでした。

 

 

旅行がしたい

日本を車で旅してみたい

世界をもっと見てみたい

小説をもっと書いていたい

積みゲーをどんどんやりたい

見てないアニメは一生じゃ足りないくらい

京都に住みたい

田舎に住みたい

日本をまわって飲み会とか

 

知らない世界はたくさんで、

まだ見ぬものもたくさんで

 

きっとこの先、色んなものを見て、たくさんの人に出会って、

いっぱい、いっぱい、分岐点なんて数えられないほど多くの未来と可能性がある。

 

 

 

でもその全ての可能性を捨てて

惰性で選び続けたこの道で、この仕事で。

 

 

 

私は死ぬに死ねません。

死ぬんだったらもっとああやっとけば良かったバカだと言われようとやりたいことやればよかった

周りの人なんて関係なかったのに。

 

 

どうしてやらなかったんだろう?

どうして?

 

 

 

思い出すのはきっといつも、この分岐点なのでしょう。

 

ああしておけばの先の未来を体験することはできませんが、納得のいかないまま選んだ道の先は、言い訳をする余地があるので、きっと私は、後悔しまくるか、それが辛くなったら誰かのせいにしていたと思います。

 

 

でも後悔しても、昨日は変えられないから。

 

だから明日を変えるために、きっと今日の選択をするのだと思います。

 

弟よ・・・手術頑張れーー!!

 

※2015年11月5日追記

弟の手術が無事に終わりました。

けっこう痛いみたいですが、3、4日で退院できるとのこと。

とりあえず一安心でした。








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