店員が呑んだくれて寝ているお店を繁盛させる方法【散歩マーケティング】
千聖です、いつもお読みいただき、ありがとうございます。
先日、私の先生である竹川さんのコンサルに行ってきました。
いつもは、どこかお店でなのですが、先日は、横浜をぶらぶらしながら、散歩コンサルでした。
でも、ただぶらぶらしていたわけじゃないのです。
マーケティングのプロである先生の勉強会でした。
(先生は実は、企業コンサルも受けるマーケティングのプロなのです)
そこで見た聞いた、えっ!なマーケティング視点についてのおはなしです。
誰もお客さんがいないお店を選びます!
横浜の中華街の路地裏。お客さんの姿はありません。どちらかというとさびれている雰囲気。
表通りにはとても人気でたくさんの人が歩いているのに・・・。
どういうわけか竹川さんはそこへ分け入っていきます・・・。
そして、選んだお店が、また誰もお客さんのいないお店でした。
特筆すべきところも何もないところ・・・。
一昔前の、定食屋さんみたいな雰囲気です。古くって、大きな換気扇が堂々と目に見えるところについている。
こじんまりしたお店で、テーブルが4つしかありませんが、2階にも入れるところはあるようです。
でも、誰もいない・・・・。
注文すると、店員さんが、階段上に向かって「おい!」と呼びます。
すると2階から、料理人さんと思しき店員さんが降りてきました。
「さあ、この店はなぜお客さんがいないんでしょうか?」
これこそがマーケティング視点なのです。
竹川さんは、それをマーケティング的に見るために、入店したようでした。
気になる味は・・・・
お客さんがいないだけのことはある・・・、ということだけお伝えいたしましょう。
でも、チャーハンは好きでした。
ぱさぱさにはなっていませんが、昔に不器用な母が作ってくれたような、なんだか懐かしい味。
でも、それはいいけれど、そのほかは、うーん・・・・。
味にこだわりがない私も、うーんと思ってしまうようなお店でした。
そして驚愕。2階では・・・・
2階にお手洗いがあるというのでお借りしました。
すると、真っ暗な部屋の中、外からのネオンみたいな明かりに照らされて、ぼうっと浮かび上がる、からっぽのジョッキ・・・
そして、椅子をつなげてそこに横たわる、店員さん・・・・!
お客さんいるのに、ビール飲んで寝てます!!!
うらやまし
けしからんっ!もっとやれ戦法
先ほどの「このお店にはなぜお客さんがいないんでしょうか?」の答えに、私は1つの理由を挙げました。
・店員さんにやる気がない
だから味もきっとダメだったのだろう、と思ったのです。
でも竹川さんは意外な答えを言ったのです。
「やる気がないのは魅力です」
????!!
「千聖さんは、それが印象に残ったのですよね」
「だからそれをうりにします」
例えば、寝ていても、味がとても美味しかったら、許せてしまいますよね。
普段は寝ているけれど、起きたら本気出すとか。
寝ることが多いから、限定30食ですとかだったら、ちょっと気になりますよね。
だからこそ、寝てビール飲んだくれているのを、正直にアピールするというのです。
寝ているけれど、起きたらすごい料理人。
一体どんな料理を出してくれるんだろうとちょっと気になりますよね。
もちろん、料理屋さんなので、味は磨かなければなりません。
でも、寝ていたりビール飲んでたりは、別にそのままでいい、むしろそれが魅力で、そこをアピールすべきなのだと。
弱点は魅力、弱みだと思っていることが、実は素敵な部分だと、竹川さんは常々教えてくれます。
でもまさか、さぼっているのまでアピールポイントなんて!!
確かに、私も寝ててビール飲んだくれている姿が、嫌いだったわけじゃないのです。むしろ潔いというか清々しいほどのさぼりっぷりは、やれと言われても、私にはとても真似できないので、好きです。ただ、こんなんで大丈夫なんだろうかと、心配になったのです。
でもそれでいいんだなんて!!なんて面白いんだろう。なんて素敵なんだろう。
そして私も良く呑んだくれて、ふらふらなので親近感です。
もちろん、そんなの絶対無理!!おかしいでしょ仕事中に!!と思うお客さんには、嫌がられると思います。
でもそんなお客さんは、違うお店に行くだけなので、大丈夫なんです。
「なんだかおもしろそう、どれどれ?」な人(理想のお客さん)が来てくださいます。
灯台下暗し
だから、どんなことだって、魅力になるのですね。
自分が嫌いだと思っていることが、実はとてつもない輝きを秘めていたり。
意外と自分だけが気付かないのかもしれませんね。
友達とかに聞いてみると、新しい自分を発見できたりします。
思い切って、こんなところに、自信がないのだけど・・・どう思う?と尋ねてみると、まさか!な魅力を発見できるかもしれません。
誰にも言えそうな人がいないならば、ぜひ私に教えてくださいませ。
あなたの呑んだくれな部分は、どこですか?
自分にしかできない魔法を探しに
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