悲劇のヒロインと本物のヒロインの分岐点

 

つららの中に閉じ込めた

椿のような色の梅。

世界はまだ、ほんのすこし、

凍っていたいのかもしれない。

 

もう、明日にでも溶けてしまう

抗いようもなく進んでしまうことがわかっていても

 

ただ今日だけは、

この氷の花を眺めていることを

許されたなら、いいのに。

 

 

 

 

 

最近、いまのままでいたい、

変わらないでいたいと思っている状況もまた、

美しいなと感じることがあります。

 

ひとは、たとえそれが、苦しくてつらくて

そこに居続けると身を滅ぼしてしまうことをわかりながらも

 

そこに居続けることを無意識に選んでしまう。

 

そうすると安定や安心があるから。

たとえ辛くても、その辛さは、いままで過ごしてきた経験値があるから、予測可能。

 

でも、次の扉を開けるのは、その先はいままで、見たことのない場所だから。

それは防衛本能暴れますよね。

 

だから、悲劇のままでいたい、となる。

それはとても重くて、しがみつき、まとわりつく、沼のような感覚がある。

 

 

 

でもそれが、無意識じゃなくて、

意識として、自分はいま、ここに居続けたいと思っている。

 

そして、いまはそれを、選ぶ時期だと…

私はここをただよっているんだと

 

そしていつか、そこを離れる日が来ることも、わかっているから…

 

 

そう思えたなら、

 

 

表面的に見えるもの、状況としては

同じであるにもかかわらず、

受ける感覚は、全く違うものになる感じがしませんか。

 

 

なんていうか、葛藤しながら、

でも、いまは力がなく、時期ではなく、

進めないことも認めていて

 

だけど、目線は真っ直ぐ、静かに、未来を見ている…

 

 

その姿は、

健気で、儚くて、切なくて、でも……芯がある。

 

それはめちゃくちゃ美しい姿に見える。

 

 

だから、いまのままでいたい、

と思うことそのもの、

それは何も悪いことではないのだと思う。

 

 

昔は、変わりたくない自分がいてはいけない、消さなければいけないと

でも消せなくて、自分には覚悟がないと、自己嫌悪でした。

 

そういう自分がいなくならないから、何もうまくいかない、ダメなんだ、と。

 

 

でも、そうじゃない。

それはそこにあってよかった。

 

ただ、それに、無意識にしがみつくか、

それでも自分はいま、これを選択するかの違い。

 

選択したとき、それはもう、在り方になる。

生き方になる。

 

本物の音がする。

 

だから、人はそれに、魅了される。

 

 

 

 

溶けゆくつららは

いつかかかえた哀しみ。

 

それごと美しいと思える日はきっともう、

その哀しみは痛みでも別れでもない。

 

形を変えてともにゆく、

新しい旅の仲間。

 

朝日に照らされて、

ゆっくり溶けていくつららは、

静かに光をたたえていた。

 

 

 

 








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