家で仕事したい?初心者・資格も経験もないけれどwebライターになれる話

引きこもりってネガティブなイメージを持たれがちで、私も最初はネガティブに捉えていました。

家にずっと居たいって思っていたけれど、でもそんなこと望んじゃいけないって思っていました。

 

不健康だからというのもありますが、それよりも、やっぱりお金を稼がないといけないから。

だから働くために外に出なきゃ・・・というのが切実な理由・・・。

 

私は外に出れない引きこもりじゃないですが、家が好きです。

家にこもって、文章を書いてニヤニヤしてふぉおおおおおおとか叫んでたりとか、アニメ見たりとか、ゲームしたりとかが好きです。

たまに外に出かけるのも好きだけど、それでも人がいない田舎が好き。

 

会話の間が好き。家の中から聞く鳥の声が好き。

ベランダで風にふわふわ揺れているプランターを眺めるのが好き。

実家の縁側でひなたぼっこで寝転がるのが好きだった。

 

静かな空間で、静かだから聞こえる音を聞きながら、大好きな文章を書いて生きる生活がしたかった。

学生時代は友達と遊びもせずに、誰もいない部屋で小説を書いているのが好きだった。

 

でも大人になったら、そうもいっていられない。

みんながみんな、同じスーツを着て同じような髪形をして同じように歩いていって同じように行動して、同じように大企業か公務員を目指す。

給料が良いから安定だからみんな目指すから

 

そんな理由で1人また1人と社会人という輪の中に入っていく。

 

私もなんとかその中に入ったけれど、その中は就活と同じような妙な世界。

みんながみんな、同じ電車に乗って、同じ時間に同じ場所へ集まって、時間になったら起立して、社長が通り過ぎたらみんなが頭を下げる。

みんな同じ時間にお昼ご飯、みんな同じ時間に帰る

同じ時間にまた電車に乗る

行きも帰りもぎゅうぎゅうで、行きも帰りも、目の焦点が定まらない人たちであふれている。

 

たくさんの人が押し合い押しつぶされている。

せめて電車の窓から、外の景色が見れれば良かったけれど、窓は人が折り重なって出来たカーテンでいつも閉じられていた。

 

電車が止まるたびに、人を吐き出してはまた飲み込み、そのたびにあちらこちらに流される

降りた駅でみんなと同じ方向へ向かい、家に着いたらご飯を作ってお風呂に入って、そうしたらもう今日はおしまい。

 

それを休みが来るまで毎日毎日繰り返す。

 

 

時々、思うままに引きこもっていた学生時代を思い出しては眩しいと思ったけれど、でも働かなければ生きていけない。

引きこもっていてはお金に困ってしまう。

 

 

だから引きこもることなんて考えてはいけない。

だから好きなことしたいなんて思ってはいけない。

だから

だから

だから

だから

だから

だから

 

 

 

 

だからを何度繰り返しても、いつまでたっても引きこもりの生活は眩しかったです。

言い訳をする自分が嫌いになりそうなほど、したいことがあった

居たい場所があった。

 

 

でも私の文章はお金にならないから、無理だって思っていました。

あの日までは。

つづく








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自分にしかできない魔法を探しに



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