不安と焦りで精神的に不安定になるときに・・・

空飛ぶ引きこもりライターの千聖(ちさと)です。
ときどき、どうしようもなく、先行きが見えなくなって、不安になって、胃が痛くなって胸が詰まって苦しくなるようなときがある・・・
時々、お客さんからいただくお悩みです。
かくいう私も、今でもそういう感覚にふと襲われる闇落ちデーみたいなのがあります。
でも、それは、月の満ち欠けみたいなものだと考えています。この真っ暗な感覚がもし、ゼロになってしまうことがあったなら、その時はもう、サポートの仕事は引退するべきだとも思います。小説家としても、もう書けることがなくなるときなのではないかなと想います。
この感情があるからこそ、伝えられることが、なくならない。
この感情があるからこそ、何かを作り、届ける者としては、また深く深化していけるのだと私は考えます。悩み葛藤し、苦悩する人にこそ、行ける世界がある。
ピカソの絵が絶望を描いたように、太宰治が人間失格を書いたように、耳が聴こえなくなったベートーヴェンが生み出した曲が今なお世界で弾き続けられているように、ミスチルの最高傑作と言われる曲が、どん底で作られた曲であるように。
だから、その感情が生まれたら、それはチャンスだと思っています。
ただ、問題なのは、毎日毎日がこの感覚で、感情がジェットコースターのような感じになる状態がずっと続くようなときです。
そのときは、精神的に不安定の苦しさがあるのはもちろんのこと、あっちこっち行ってしまって、今まで積み上げてきたものや大切にしてきたものを、自ら壊したりするような方向に行きやすいです。
じゃあそのときに、どういうふうに考えたらよかったのか、ということを、私自身や、変わってこられたみなさんの経験を踏まえて、お伝えしてみたいと想います。
(注:リアルタイムで苦しい場合は、この先は、この記事をご覧いただいてから、この先をお読みください)
感情のジェットコースターが続く原因
感情で不安定になるとき、みなさんに共通していたのが、「不安」のおおもとが、怖くて見られなかった、ということです。
たとえば、お金に不安があるとして、毎月家計が赤字で、このまま行くと貯金を超えて赤字になることが分かっている・・・
でも、それが、いつなのか、というのを、見るのが怖い。見たくない、考えたくない。そんなことを考えたらもうどうにもならない、戻れない絶望の底に沈んでしまうような気がするから・・・
だけれども、実はそれが逆だったのですね。
アニメ「チ。地球の運動について」に、こんなセリフがあります。
君らはこの世の絶望から目を逸らすために、あるかも分からぬ天国に逃げてるだけじゃないのか?
君らが絶望”を”、突き放しているのだ。人は悲劇を肥やしに、時に新たな希望を生み出す。その場しのぎの慰めなんか、現実を変えやしない。だが、芯から湧き出た苦悩は、煮詰められた挫折は、或いは君の絶望は、希望に転化し得るのだ。
「チ。地球の運動について 『第2集』異端者より」
これが本当に真理だなあと今でこそ想うのですが、絶望から目をそらそうとすればするほど、絶望が不安や焦りとなって、どこまでもどこまでも追いかけてくるような感覚なのです。
何かしらで、一時的に楽になることがあっても、また元に戻ってしまうのです。だから、感情がジェットコースターになって、その落差が余計に苦しい。
でも、自分から、その絶望に突っ込んでいく。
その見たくないものを、あえて直視する。
そうするとどうなるか・・・そこから、「解決策」が生まれるのです。
たとえば、赤字でどうにもならない、と思っていたものも、収支を変えられるような部分があるかもしれない。具体的な金額が分かれば、その分だけ給料があげられるような仕事に転職することも考えられるかもしれない。
そして、場合によっては、一時的にでも生活保護を申請するようなことも大事だと想います。
現在の日本では、お金に困って死ぬようなことはありません。公務員で、生活保護の担当をしていた方から直接聞いた話で、申請をしたら、一定の条件を満たしていれば、誰しもが生活保護を受けることができるのだと。
前は、追い返したりもあったらしいのですが、それは今はできないようになっていると。
それを実際にやるかどうかは別としても、それが出来る、と知っているかどうかだけでも、ずいぶん気持ちは楽になるような感じがしませんか。
その他にも、色々な控除だったりとか、助成金制度や、年金とかも免除してもらえたり、調べれば調べるほど、この国は本当に、死ぬことはないな、と思わせてくれる仕組みがたくさんあります。
だけれども、そういうのも、その不安のおおもとと、しっかり向き合わなかったら、浮かんでこないアイディアばかりです。
絶望のどん底を知るからこそ、その先に行く道が分かる。
自分の現在地を知るからこそ、目的地までの道のりが分かるナビと同じようなものだったのです。
そのうえで、負のスパイラルから、本当の意味で抜け出すには
そういう前提を知ったうえで、私自身、負のスパイラルとか、ぐるぐる同じところを回っているような思考から抜け出していくには、「客観的に見てもらう」ということをしています。
私の場合客観的に見てもらう人は、山籠もり竹川さんですが、
それはたとえるなら、迷路を歩いているようなものだと感じていて、行けども行けども、たどり着ける気がしなくなってくる。でも迷路って、上から見ると、どこでぐるぐるしているのか、どこが最短ルートなのかってよくわかりますよね。
「自分が生きたい生き方をすでにしている人」
は、その迷路を抜けた経験があるので、上から俯瞰して見る、というようなことができるのですね。
俯瞰して見なくても、迷路の仕組みと同じように、いつかはゴールにたどり着くことはできると想います。
迷路って、片方の壁に手をついたまま進んでいくと、必ずゴールにたどり着けるってご存知でしたか?
そんな迷路と同じように、ひとりでやっていっても、いつかはたどり着くのですね。
ただ、それがいつになるかは、わからない。何十年後かもしれないし、死んでからかもしれない。
あと、片側の壁に手をつき続ける・・・というのも、人生だと、その片側ってどこだよ、となって、みんなどこかで、手を離して、違うことをしはじめてしまうのです。
手を離して、こっちかも!と思った方向に歩いていったり・・・
そうしたら、また道がわからなくなって、いちからやりなおし・・・ということになりますよね。
ぞっとしませんか・・・!
これが、負のスパイラルの原因です。
ずっと同じことをやり続けることができれば、いつかはたどり着く。
例えば、株も、全世界株式に、ずーーーーっと毎月1万円あずけていたなら、バブルショックとか、コロナショックみたいな感じのものとかおおきな上がり下がりがあったとしても、40年後には、2000万円になっています。
確実な宝くじなんですよね。
だから、NISAとかiDeCoとかやった方がいい、となって、京大出身みたいなひとたちは、みなさん例外なくやっています。数字的に考えても、そっちのデータの方が正しいと分かるのだと想います。
だから、合理的にであっても、解明されている。
しかも、そういうのをやり続けた結果一番すごいことになった人は誰かというと、ウォーレン・バフェット。世界一の投資家です。そして、ウォーレンバフェットも推奨していて、でも、その理論は合理的にもう解明されているにもかかわらず、それをやり続けられる人は本当に少ない。
だって、40年後にお金をもらうより、1か月後にお金がもらえたほうが嬉しいですからね笑
私もほんとそうですよ!笑
だから人は流される生き物であること。
でも、だからこそ、助け合って生きることができること。
凄腕の占い師の方でも、自分のことは占えない、と言われますよね。
実際に本当にそうで、占い師とか、コンサルタントのお仕事をされているお客さんでも、人に対してはすごくいいアドバイスをするのに、自分のことになると、へろへろになってしまう、というようなことがいっぱいありました。
そのアドバイスを自分にすればいいのにー!
となるのですが、私も自分のことだと、カオスになったり、自分がこんなの公開したらぎゃーーっとなる文章ほど、お客さんに良いと言ってもらえたり、竹川さんですら、自分のことになると分からなくなるようで、私に気付かせてもらっている、とよく言います。
自分のことだと、やっぱり客観的にというか、冷静に考えることが難しいのだと想います。
でも、だからこそ、いいんですよね。
全部自分で解決することができるのなら、他の人の助けなんていらない。
それができてしまうとどうなるか、というと、人に何かお仕事を届けることができないのです。
私も、竹川さんから学び続けて10年以上ですが、もしも自分の力だけでここまで来られてしまったら、サポートを受ける人の気持ちが分からないわけなのです。だから、サポートを人に届けることができないし、どういうサポートがあったら嬉しいかとかもわからない。
凄腕占い師になっていかれた方々も、やはり、自分のことは他の占い師に相談しに行ったりするので、だからこそ、受ける人の気持ちが分かったりとかですね。
だから、助けを求めたことは、それが希望になると同時に、もしかしたら、その時の行動が、自分の天命の職に繋がっているのかも、しれません。
なので、不安や絶望に飲まれそうなときこそ、信頼できる人に相談してみてください。
もちろん私も、私で良ければ、ご相談大歓迎です。
闇落ちするからこそ見える、世界の美しさを、一緒に見に行きましょう。
お読みいただきまして、ありがとうございます。
千聖より

自分にしかできない魔法を探しに





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