このままの生き方はもう無理だと気付いているあなたへ

いつか見た、あの物語が終わったとき、取り残されたような気持ちになった
またこの醜い現実で生きていかないのかといけないと思うとき
心の奥のどこかで、もうこんな生き方、無理だ・・・限界だ、って思っているのに・・・。
でも、どうしていいかわからないから、苦しい。
そんなあなたへ。
空飛ぶ引きこもり小説家、千聖(ちさと)です。
これは、かつての私でもあります。
その苦しさから、あと一歩で、まるで、その向こうが天国みたいに見えて、ふわっと、気持ちよく飛び出そうとした・・・その目の前を、けたたましい音を立てて、電車が通過していきました。
武蔵小杉駅のあの日。
いまでも、想い出します。
電車が止まるのを見るたび、鬱になり外に出れられなくなる人と出会うたび
メンタル弱かったんじゃない?
我慢が足りないよね、という言葉を聞くたび
ああ違うのに、弱かったからじゃない、むしろ誰よりも美しかった
我慢が足りないんじゃない、むしろ我慢しすぎてた。
だから、もう何もかも絶望する前に、ここにたどり着いたあなたに
こんな生き方はどうですかと、お伝えします。
生きづらさの原因――それは、本質とのズレ
過去の私自身、社会人になってから、仕事は2年しか続けることができませんでした。
石の上にも3年、と言われて、それを3年ごとに言うような、それが当たり前だと言ってひとつの仕事を定年まで勤めあげた父から見たら、本当に弱くて、我慢が足りなくて、忍耐力がない、と見えたと思います。
実際に、仕事をやめるとき、お局さんたちにもそう言われました。
だから、仕事を続けることが出来なかったことに対して、すごい罪悪感を持ちました。
この場を訪れてくださった方々も、1ヵ月も続けられなくて、人間関係がうまくいかなかったり、仕事が遅くて迷惑ばかりかけたりして、という理由から、職を転々として、ご自身のことを、社会不適合、人間に向いていない、と感じられていました。
それで、いまはまだいいけれども、いずれどこも雇ってくれなくなったら、ホームレスになる、という絶望の未来が見えていました。
だけれども、そういう方々も変わっていかれて、今は、「仕事が趣味です」と、毎日楽しそうに仕事をしているまでに変わられました。
じゃあどうしてそうなられたのか、というと、自分の「本質」とのズレに気付いた、というところがまず大きいです。
本質と、見えている社会とのズレ
たとえば、極端に言うと、バリバリしゃべることが好きではないのに、ガンガン人前に立ってしゃべる仕事をする、というのは、かなり自分自身を偽り、矯正して、たたき上げなければいけない・・・という感じがしませんか?
そういう仕事をしていたとしたら、向いていないかも、転職したほうがいいかも、という感じになりますよね。
これは分かりやすいですが、たとえば、「社会そのもの」に対して、バリバリやれるような人、ガンガンやれる人にならなければ、仕事ができない、と感じていたとしたら、どうでしょうか。
しかもそれを裏付けるように、1社だけではなくて、2社、3社、4社・・・と、転職しても転職しても、そういうようなことを求められる場だったなら?あるいは、自分を偽って社交的に見せなければ、どこも雇ってくれなかった、という経験をしていたとしたら・・・
そうなると、転職という選択肢が消えて、ガンガンやれる人にならなければ、もうどこでも生きていけない、という感覚になっていく。
そして、どうにかしてガンガンになろうとやってみるものの、どうしても出来ない・・・
それをやることに対してものすごくストレスを感じたり
あまりにも自分を抑え込みすぎて鬱気味になっていったり
みんなは普通にやっていて、そうやって当たり前に1つの会社に勤めあげているのに・・・親や、兄弟、同僚たちも。
なのにどうして自分だけ・・・・
社会不適合なのかもしれない。
そういう感覚に陥っていき、居場所を見失ってしまう。
でも、私も含めて、社会不適合だったり、ポンコツだと感じていた人たちも、社交的になったのかというと、全然変わっていません。むしろポンコツな人はもっとポンコツになったかもしれません笑
遅刻ばかりしていた人は、もっと遅刻するようになったりとか笑
私も、前から人の話を覚えられなかったけれど、より一層覚えられなくなったかもしれない・・・だからいつも書いてる。
でも、遅刻ばかりしていた人はどうなったかというと、遅刻するのがその人、という感じになって、もう家で仕事してくれ、そうしたら遅刻しないでしょう、となって、完全在宅ワークになりました。
私は、この記録する癖、みたいなのが、お客さんのその人だけのオートクチュール教材みたいなレポートになって、これがすごく喜ばれたり。
もう、朝起きるのは怖くない。
生きるのが楽しい。
今日は、何をしようか、というのを毎日ニヤニヤ考えている。
人生のほとんどを費やす仕事というもの。
それが楽しくなるだけで、人生はこんなにも、美しいと想えるようになる。
人生が色彩を帯びていきました。
自分自身の本質を活かせる場所へ
いままで、苦しかったのは、自分自身のダメに見えるところを、直さないとうまくいかない、と思っていたからでした。
それを思っていると、そういう方向に、無意識のうちに、飛び込んでいってしまいます。
すごく印象的なことがあって、ある方が、この会社に転職します、と見せてくださった会社のホームページが、ものすごく固くて、その人のやわらかさとは合わないような感じだったのですね。
分かりやすくいうと、感性的な感覚を持つ方が、理性・数字・効率みたいなのを求める会社に転職しようとしているような感覚です。
でも、ここなら、自分を変えられそうだから・・・とおっしゃって、転職されました。
だけれども、やっぱりそこは合わなくて、本当に辛い修行みたいな感じで、つづかずに辞めてしまわれました。
直さないとうまくいかない、と思っているので、自分にないものを求めてしまうのですね。
外に答えを求めてしまう。
だから、転職しても転職しても転職しても、毎回そういう会社に行くことになってしまいます。
でも、自分自身の本質は、そういうバリバリやガンガンとかじゃない。
そういうのに、時に、憧れや、そうならなければいけない、という気持ちは出てくるけれども・・・それは、自分じゃない、と自分の本当の本質に気付いて・・・
そういう会社じゃないところはないだろうか?という視点で探してみると、本当にあるのです。
それで理想の会社に転職した方を数えきれないくらい見てきましたが、私自身も人体実験したかったので、試してみたことがあります。
私は新卒のときは、何十社と応募してもお祈りし続けられた経験があるのですが、この人体実験のときは、1つだけ応募して、その1社目で受かり、しかも実際に働いてみると、びっくりするくらい自分に合うメンバーさんと仕事内容でした。
悪口や陰口が聞こえない、人を貶めるようなひとたちのいない、穏やかなメンバー。黙々自分のペースで仕事ができるし、自然のなかで、季節や、風を感じながら仕事ができる・・・こんなに穏やかで豊かな気持ちになりながらできる仕事があるとは・・・・と、行くたびに想います。
また、自分の勉強したいことを学びたいというのと、運動不足解消のため、みたいなところもあったので、それをやりながらお金をいただいていいの?と思ってしまいます。
むかし、電車に飛び込みたくなった仕事をしていたときの自分に言ったら、絶対嘘でしょ・・・とか言われそうです。
しかも、時給も理想的でしたよ。経済的なところだって、両立してしまいます。
いままではきっと、外に合わせていたから、苦しかった
あの頃の自分を考えても、そう思います。
社会で働くとは、こういうもの、と、私の場合は、速く仕事が出来るとか、バリバリできるとか、社交的にしゃべるとか、そういうものがあって、そういう外側のなにか、に自分を合わせていっていました。
でも、そうじゃなくて、もっと、「自分はどうしたいか」というので考えてよかったんだな、と。
私にこの生き方を教えてくれた山籠もり先生は、会社を選ぶのは、恋愛に似ている、というようなことを言います。
恋人にする条件で、お金持ちかどうかとか、身長が高いかとか、そういうことで選んでしまうと、苦しくなるのは目に見えていますよね。
私の妹も、三浦春馬みたいな顔の人が好き、とか言ってて、ものすごい面食いタイプ、しかも自分が身長が高いので、自分より低い人はいや!!と言っていました。
だけれども、そういう人を選んでいたときは、最短1週間で別れていました。
でも、ある日連れてきた人が、いわゆるイケメンでもない、身長も妹より低いひとで、あれ、今までと違う人連れてきたな、今度は長続きしそうだなあ、なんて思っていたら
その人は、旦那さんになりました。
新居にも遊びに行かせてもらったら、すごく素敵なおうちで、妹らしくのびのびと、楽しく子育てをしているのが感じられました。
外側の何かに合わせるのはきっと、条件とか、社会的には普通こうだから、みたいな、そういうことで恋人を選ぶようなもの・・・
でも、本当の幸せのかたちは、ひとそれぞれ。
パートナーに選ぶ人が、ひとそれぞれであるように、会社にも相性がある。
そして、その人と合わないで別れることを、メンタルが弱いということや、我慢が足りないなんて言う人がいないように、会社だってそうなのだと。
ただ、相性が合わなかっただけだった。
でも、いままでと同じように、外に答えを求めるように選ぶのだとしたら、やっぱりまた、相性が合わない会社と合う確率は高くなるから
だから、今度は、自分自身の本質・・・自分は本当はどうしたいか。
そんなことを、見つめてみませんか。
じゃあ、どうしたら自分は本当はどうしたいか・・・
そんなことが見つかるのか・・・
そんなお話を、次回にお伝えしたいと想います。
お読みいただきまして、ありがとうございます。
千聖より

1冊の小説と3つの書籍が導く好きなことを仕事にする道標

家に引きこもって好きを仕事する暮らしのはじめかた
コメント
- トラックバックは利用できません。
- コメント (0)









この記事へのコメントはありません。