【過去日記】仕事を続けられない人への批判

仕事を続けられる人とそうでない人の違いってなんだろう。
仕事を辞める時に先輩や上司に言われた悪口や説教を思い出しながら日々考えていた。

忍耐力があるかどうか?
我慢強いかどうか?
努力の差?
仕事へのモチベーションを上げるための工夫をしてきたかどうか?

否、答えは自分が許容出来る範囲の仕事であったかどうか、だと思う。

人によって許容出来る部分というのは違うのだ。

私にとって今までの仕事というのは、仕事のすべてが嫌いなもので、納得のいかないものだった。
人によってはそれは、得意だという人もいるだろう。
得意、もしくは諦めがつく程度に迎合出来るレベルの人たちが会社に残って長い事働いている。

だからこそ辞めていく人たちへの批判が出来る。
仕事はつらいのが当たり前。
もちろんそういう面はあるだろう。仕事だけではなく人生だって辛いことはたくさんある。
けれどもつらいって一体どれくらい?
あなたのつらいと私のつらいは一緒なの?
あなたが考えられるつらさは、私が考えているつらさと同じなのか?

誰が計れるというのだろう。
この世の中には日本で暮らす人々よりも遥かに不幸せで、明日が来るかもわからない不安に苛まれている人がいる。
けれども日本には、明日当たり前に生きられることが保証されているにもかかわらず電車に飛び込む人もたくさんいる。

電車をとめる人たちは、明日生きられないかもしれない人たちよりも我慢が足りなかったのか?
忍耐力が足りなかったのか?
飛び込む人たちは今日を精一杯生きるひとたちよりも苦しくない状況にいるのだと言えるのか。
今日を精一杯生きるしかない人たちが不幸せだと言えるのか。

それは当人にしかわからない。
だって幸せかどうかは自分が決めるから。

誰かに非難されても、責められても、だからどうした。
今の仕事を続けられなかったとしても、それは私の―――あなたのせいではない。
むしろ、チャンスなのだと思う。
私のように、違う職場で働いて、そしてそこが楽しいと、好きだと思える場所だったと。
そんな仕事を見つけられるかもしれないチャンスなのだ。

私は辞めると決めてから、この2ヶ月、まるでパラレルワールドにでも迷い込んだかのようだった。
仕事なんて星の数ほどある。
知らなかった仕事もたくさんあった。明日仕事だというのに、今日という休みを心行くまで楽しめる。
そんな仕事もあるのだと知れる。
大好きな文章でお金を稼ぐ方法もあるのだと知った。

あまりの理不尽な社会に息がつまりそうだったけれども。
そんなことはない。子供の頃に夢見ていた無限の可能性がいつだってまだ目の前にあった。








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