個性や自分らしさがわからない。四月は君の嘘の名言が教えてくれたものとは

秘密の入り江

以前わたしは「自分らしさってなんだろ?」という記事を書きました。
あの時は迷走とまではいかなくても、自分らしい文章の書き方というものを探してしまっていました。

 

どんな言葉が?
どんな言い回しが?
どんな語尾?
他の人とは明確に違うってわかるのはどこ?

 

でも、ほんとうはそんなもの、探す必要なんかなかったんですよね。

 

「個性ある文章だね」 私「・・・・・・・?!!」

ちょうど、自分らしさについて悩んでいた時に、先輩アフィリエイターさんの文章を見て落ち込みました。

なぜならばそこには、明確にその人の個性が出ていたからです。

 

その先輩アフィリエイターさんとお会いする機会がありました。私はその人にブログを見てもらうことになりました。
すると、「個性が出てるね。ファンがつく文章だね」というお言葉を頂きました。
驚きました。確かに先生だって、そのままで良いとはおっしゃっていましたが・・・・。

 

でも私は先輩と比べて、圧倒的にふつうだったのです。その先輩アフィリエイターさんはこうも言っていました。

「個性がないって悩んだこととかないからなあ」

なんですと?!悩んだことがない・・・・!?!

 

書けば書くほど、自分の文章がわかってくるよ

 

正直に言ってよくわかりませんでした。ただ、私の文章にも個性があったのかーほえーくらいにしか思っていませんでした。

しかし、そんな時に出会ったのです。
どんなふうに在ればいいのか、明確に教えてくれる物語に。

自分らしさで苦しむあなたは「公生」

それが、「四月は君の嘘」でした。

 

原作は漫画、アニメにもなっている青春音楽物語です。
切なくて、苦しくて、とても優しい物語。

音が聞こえなくなってピアノを弾かなくなってしまった天才ピアニスト、「有馬公生」が、超個性的な演奏を奏でるヴァイオリニスト「宮園かをり」と出会って、徐々にピアノを弾くようになっていく物語です。

 

以下、「セリフ」など、若干のネタバレを含みます。

どうしても嫌!!(私もこのタイプですw)という方は、先に漫画やアニメを見られることをお勧めします。

そしてあなたが自分らしさで悩んでいるならば、ぜひとも読んで(見て)欲しいと思います。

 

 

公生は、宮園かをりと言葉を交わすうちに、どんなふうに音楽を弾けば良いのか悩んでいきます。

今までは機械的に、1音たりとも間違うことなくロボットのように弾いていました。ヒューマンメトロノーム。しかし、それでは、観客を感動させることが出来ないと気付いたのです。

 

そこからが悩みのスパイラル。
私やあなたとおんなじです。

 

どんなふうに書けば、伝わるのか?
どんな言葉が、文面が、わたしらしさなのか?
わたしらしさって何?

 

そんな時に、宮園かをりは、公生に言葉をかけるのです。

 

「わたしたちはバッハやショパンじゃないもん
君の人生で ありったけの君で 真摯に弾けばいいんだよ」

「君は君だよ。『君らしく』なんて曖昧なものじゃない
何やったって変わったってカンケーない。君はどうせ君だよ。」

 

この物語を通して、私はようやく気が付きました。
「君はどうせ君」

 

何をしても。
何を考えても。

 

わたしは、ただわたしの感じるままに書けばいい
どんな偽りもいらない
どんな私も作る必要はない
どんな言葉も探さなくたっていい

 

個性が「何なのか」なんてそもそもそんな答えはない

わたしがここにそんざいしていること

それこそが個性

それこそが、わたしらしさ
あなたらしさ

 

同じ人生を生きる人がいないように、ただわたしは、わたしでしかありえない。

どんなに誰かの真似をしたとしても、どんなに何もないからっぽな自分だと思い込んでいたとしても。周りから見れば、わたしはわたしでしかない。そして、あなたもあなたでしかない。

 

わたしはわたしでいいんだって。

 

そう思えたときに、急に言葉が軽くなりました。文字を書くことに対するほんの少しの罪悪感みたいなものがなくなりました。たとえ誰かの書いた本を読んで影響を受けて変わっていくようなあいまいな文章であったとしても、それすらもわたしなんです。

 

変わったってわたしなんです。

 

わたしという人間が誰かと入れ替わったりできないように、文章だってわたしが心を込めて書き綴る限り、他の誰にもなれない。他の誰にもまねできない。世界でたった一人の、たったひとつの、私という存在。

 

だから書く意味があると思うのです。

 

もしもわたしが小野不由美さんになれるのならば、4月は君の嘘の作者、新川直司さんになれるのであれば、もうわたしの文章なんていらないはずです。だって、おんなじ物しか書けないんだもの。ただの複製。偽物。

 

でも、そうじゃない。どんなに真似ようとしても、どんなに憧れようとも、わたしは尊敬する誰にもなれない。わたしはきっといつまでたっても平凡石ころ雑草のまま。でも、そんなわたしで、そんなわたしの書く文章だからこそ、平凡だと思っている人に響くのだと。

 

だから、もう個性ってなんだろって悩んだり、わたしらしさ、わたしらしい文章を探すのはやめようって思いました。

だって、

「どうせ君は君だよ」

探すのなんてムリだったんです。
だって最初からここにあったんですから。

 

あまりにも近過ぎて気が付けなかっただけ。

 

心配しなくても、どんなに悩んだって、苦しんだって、あなたのやることなすこと全部、世界でたった1つのオリジナル。あなたの紡ぐ言葉は世界でたった1つの言葉。

 

だからただ、書けばいいんだって。
ばかみたいな結論にたどりついちゃいました。

 

もしもぴんとこなければ、ぜひとも原作漫画を読むか、アニメを観るか、してみてください。

きっと全力であなたのことを、あなたでいいって教えてくれます。

 

あなたらしく、好きなことを書いて稼いで文章で生きる。

そんな道があると、あなたは信じますか?








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