魔法少女まどか☆マギカで、まどかみたいに生きられるなら良かったのに

先日は鬱記事失礼いたしました。

荒ぶりました。

 

でも、あんなことまで書いてもいいんだって思ったら、なんだか気持ちが楽になりました。

結局、小説を書き始めた時と何も変わってはいませんでした。

いつも良い子だと思われていたかったです。というか今もそう思っています。

 

良い子だと思ってもらえてたら、少しは自分のこと肯定できるかもしれない、自信がつくかなあとか思っていました。

 

でも、猫かぶってたら猫がはげてしまった時のことを、いつもおどおどびくびくしていなきゃいけない。

一度猫をかぶったら、その後もずっとかぶりつづけなきゃいけなくなって、いつの間にか何匹いるんだよってくらいになって、一匹二匹、ちょっとずつにゃーにゃー逃げられるたびに、嫌われたかな?嫌われたよね。

幻滅されたよね。

どうしようどうしよう

ああしとけばよかった

こうしとけばよかった

もっとこういっておけば

なんであの時あんなこと言ったんだろう

なんであの時ああしたんだろう

もっとこうして

ああして

 

はあ・・・・

もうめんどくさい。ほんとめんどくさい。

 

みたいなループでした。

気がついたらいつもそんなことをやっていて、猫が全部いなくなるまで付き合ってくれた人たちが、今の友達とかになっていたのでした。

 

 

 

じゃあ最初から猫かぶらなきゃいいのに

なんだこれめんどくさい、めんどくさい・・・・みたいになった時に、いつも思いだすキャラクターがいます。

 

魔法少女まどか☆マギカの、「美樹さやか」です。(以下、ネタバレ含みます)

 

 

 

 

私はあの5人の中で誰かを嫌いだと言わなければならないのだとしたら、間違いなくさやかを選びます。

世間的にもさやかが好きという方はあまりいないように見受けられます。

物語の展開上、救いがないので、仕方ない部分はあるのかなって思いますが・・・・とにかく、ぐちゃぐちゃしていて醜い気持ちです。

 

上条くんのピアノがまた聴きたい。

だから、魔法少女になった。美しい理由だったはずでした。

 

でもけっきょく、上条くんのピアノが聴きたかっただけじゃなくて、そばにもいて欲しかった。

なのに、魔法少女になってまで助けた友達に上条くんを奪われ、嫉妬を誤魔化すために戦いにのめり込んで、最後は魔女になってしまったさやか。

 

ぐちぐちぐちぐち言いながら、狂気になって魔女を手当たり次第殺し始めるさやか。

醜い。美しくない。

存在が消えてなくなってしまったとしても、みんなを救いたいと望んだまどかや、まどかのために何度も時を越えたほむら、可憐に生きて希望を見出して死んだマミさん、戦ってしまったにも関わらず、一緒に死んでくれた杏子。

 

みんなきれいに生きたのに。

さやかだけ、ぐちゃぐちゃしていて、ほんとバカです。

 

 

でも、さやかの気持ちはとてもとても、良くわかるのです。

いちばん共感します。

 

上手くいっている間は、良かったです。幸せでいられるうちは、誰かの為でも在れた。

でも、幸せじゃなくなったら。戦う理由を見失ってしまって、在る意味を見失ってしまって。

そうしたらもう、何も考えなくていいくらい戦いにのめりこみます。そうしないとだって、恨んでしまう。恨んでしまう自分が嫌いで、純粋に上条くんの為で在れない醜い自分が嫌いで、希望に満ちた存在なのに魔法少女になっていないまどかを羨んでしまう自分が嫌いで、こんな体によくもと、あたってしまう自分が嫌いで。

 

でもそうしなきゃ、もうダメになりそうだった。戦うことを止めて考えたら、それこそ絶望になります。

向き合ったらそれで終わりだった。

 

 








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