【過去日記】退職してからの日々と感じること

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出勤の最終日が終わり、有給消化というとてつもなく不思議な期間に突入した。

 

この2年間、1日も休むことなく働き続けた身にとっては、
平日にどこにも行く必要がない、
どこにも行くあてがない、
というのは変な感覚だった。
それでいて、毎日給料は発生している。
こんなものを味わってしまったらバカらしくて働きになんか行けない。
でも、
解放された、自由だーーーー!!!ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!
という感じではない。
なんていうか、ぽっかりと何かが抜け落ちたようだった。
心に穴があいたようだった。

 

毎日働きに出る人たち、ツイッターで仕事に関するつぶやきをする友達、
大きな仕事をやり遂げて達成感を味わっている会社の元同期。

 

そういう人たちを見ては、
少しだけ、ほんの少しだけ焦りに似たような気持ちに襲われる。
もし、私があのまま辞めずに続けていたら?
もう少し頑張るという選択肢をしていたら?
全く違うことを考えていただろう
全く違う未来が訪れていただろう
全く違う私になっていただろう
その未来が良いものだと、どうしても思えなかったから
だから私は辞めたのだけど
そして辞めたことを一ミリたりとも後悔してなんかいないけれど

 

けれども、金曜日が最高な気分になることも
夜飲むビールが信じられないほど美味しいと感じることも
記憶をなくすほどの緊張を強いられて、
それが終わった時の解放感を味わうことも
きっとないのだろう。
そう思うことは少しだけ、
ほんの少しだけ残念な気がした。
ただ、日曜になると死にたくなることも
いらいらしながら人を押しのけることも
死んだような目をして嫌々ながら仕事をすることも

 

それももう、ないのだから
それは確かに変わらない事実だ。
そして私は今、確実に幸せなことを毎日している。
例えビールが美味しくなくても解放感のない平凡な日常であったとしても

 

それでも私にはやりたいことを好きなだけ出来ている。
だから辞めたことに対しては何の後ろめたさも、
後悔もないのだ。

 

だけどもしも、本当は好きな仕事だったのに、
少し上司と揉めた、取引先に嫌な奴がいたとか
一時的なことや、瞬間的な感情で辞めてしまったのだとしたら。
それはとても、とても。
後悔してもしきれないだろう。
先日そんなことをネット上で嘆く文章に出会った。

(以下要約)
退職届を出しました。
嫌なことがあって辞めたけれど、
辞めてからよくよく考えたら好きな仕事でした。
年が年だし、これから先同じような待遇や、仕事内容の会社に勤めることは難しく、
非常に後悔しています。
後悔してもしきれません。
なぜあんな馬鹿なことをしてしまったのかと
悔やむだけの毎日です。

 

見ていてつらかった。
きっとこの人は一生後悔し続けるのだろうと思った。
辞めたことによって知れたこと、体験できたこと、
出会ったひと、生まれた時間、考えたこと
何一つ無意味ではないし、無駄なことではない。
ただ、新しいチャンスを掴みに行っただけなのだ。

 

けれども自分自身が思い込んで、間違いだった、
後悔している、前の方が良かった

 

そんな考えから抜け出せなければ
どんな素敵な出会いもどんなチャンスも
ただただ通り過ぎて行ってしまう。
最近、素敵な言葉を頂いた。
諦めなくていいです。
むしろそれやりましょうです。
好きなことをやって生活している方から頂いた言葉だ。
好きだから、やる。
好きじゃないから、やめる。
それだけで良いのだ。
それだけで良かったのだ。

 

だけど、「好きじゃない」の方向性を間違ってはいけない。
本当に好きじゃないのは、仕事内容なのか、今の状況なのか?
それは変えられるものなのか、今の会社では出来ないことなのか?

 

それを考え続けた方が良い。
どんなに好きなことでもやりたくないことはやっぱりあって、
どうしようもないことだってあるのだろうから。
そのうえで辞めることが適切であるならば。
それは当然辞めるべきだ。
なぜって、嫌なことをし続けるリスクは信じられないほど大きいからだ。

 

辞めたい
そう伝えて、
「3年は続けろ」
「そんなに簡単に辞めるようなやつはどこ行っても続かない」
「現実を見ろ」
「責任感がない」
そんな、中身のない正論しか言ってこないやつは、
辞めたいと考え、
なぜ辞めるのか、
辞めて何がしたいのか

 

そんなことを考え続けてきたあなたよりも、
確実に何も考えていない。
マジョリティという正論を押しつけてきているだけだ。

 

毎日何も成果を生まなくても、
自発的に行動しなくても
ただただ会社の要求を飲み、出勤し、
耐えることが可能であれば、ある程度のお金をもらえる。
それが会社員の最大のメリット。
けれどもある程度の時間は必ず奪われる。
それが最悪でどうしようもないほどのデメリットだろう。
どんなに裕福な人であっても、時間は買えない。
どんなに名声を持っている人にも、必ず老いはやってくる。
老後に楽しい事をしようと思っていても、身体が動かなくなっていくのだ。
結局は、耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて
耐え抜いて、そして空虚な老後がやってくるだけ。
ただただ死を待つだけの時間が訪れるだけ。
若いころはよかったなあ、動けて幸せだなあ
と、昔を振り返るだけの毎日。

 

後悔してももう遅いのだ。もう二度と取り戻せないものだから。
だから、常識だけに囚われ、我慢だけを考えているひとたちはそんなリスクがあることを、
全く考えていないのだ。
そしてそんなふうに生きている人たちがたくさんいるから、
彼らの言葉は意味あるもの、正しいものとしてそこらじゅうに漂っている。
そして二酸化炭素のように、
熱を発しているあなたのエネルギーを奪って増殖し、
時には息の根をとめようとしてくるのだ。
何も間違いなんかじゃない。
好きなことがあるならば、
好きなことをやるために全力で要らないものを捨てればいい。
大丈夫。
やっちゃった私が言っているのだから。
絶対に出来る。
辞めたって
捨てたって
死にはしません。








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好きなことを諦めずに生きていく



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